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湯温消毒していくよー

さ、今日は前回の塩水選が終わったお米を湯温消毒していきます。前回の記事はこちらから

湯温消毒ってのは読んで字のごとく、お湯で種子を消毒することです。お湯を扱いますので、今日は師匠はお休みです。

種もみには病気の原因や雑菌などが含まれているから、それをやっつけておこうというのが種子消毒的な考え。多くの農家さんはうちとは規模が天と地ほど違うので、農薬で消毒をしたり、湯温消毒するとしても専用の機械を使うと思います。

うちはアナログ的にお湯を沸かして水で割るという、なんとも地味ぃな作業で行います。ティファールでお湯を沸かして水に入れるを繰り返すこと5回ぐらい繰り返してやっとこ60度のお湯がこれだけできました。

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ここにお米を入れて10分間放置します。60度のお湯だと10分間、58度だと15分間浸けておく。

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当たり前ですが、種もみを入れると温度が下がるのでお湯を足します。微調整微調整。ちなみにこの昔ながらのバケツ的容器どうやら底に小さな隙間があるらしく少しずつ漏れていきます。笑 目に見えて減るほどじゃないので大丈夫だと思いますが。

で、10分間浸けたあとは、水で冷やして完了です。今回はこのまま浸種を行います。

浸種とは種もみに水を浸透させることです。お米の場合は積算温度で100度になるぐらいがちょうど良いらしいです。積算温度とは水温×日数で求められ、例えば20度のお水だと5日間、15度だと7日間といった感じです。

水温は高い方が吸収しやすいらしいのですが、種もみの量が多いと浸透にムラができます。すなわちそれは、発芽ムラに繋がります。ですので、一般的には低い水温で時間をかけて浸透させた方が、全体的な浸透を均一化することができるので発芽ムラが少なく、そちらの方が良いとされています。

なので、井戸水や川の水などがあれば良いのですが、あいにく今は水道水しかないので今回は水道水で浸種します。

現在の水温は20度ですので、5日間浸種します。5月2日に行いましたので6日までですね。

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こんな感じです。右が山田錦で、左が雄町。

うまく行くといいなー。

直射日光だと温度が上がりますので、日除けを置いて、毎朝新しい水に入れ替えて6日まで浸種します。その次はいよいよ種まきです!

お楽しみに!

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