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欲しいと思ったものへの異常な執着について


小さい頃ゲームを一切取り上げられていた子どもが大人になってゲーム狂になったり、恋愛を許されなかった子どもが大人になって性に奔放になってしまったり。よく聞く話ですよね。
私は幼い頃から欲しい物があまりなく、あってもあまり買って貰えず、かといって駄々もこねない子どもだったと思います。大人になっても衣服、アクセサリーは過保護過干渉な毒親が選んだものしかつけさせてもらえませんでした。厳密に言うと、母が選んだもの以外を着用すると「ダサい」「変」「おかしい」と徹底的に否定されてしまうのです。ある意味人格否定です。音楽の趣味とかもそうでした。WALKMANが欲しいと切り出すのが死ぬほど恥ずかしかったです。実際口にすると、「あんた何聞くん」とまるでこの世の音楽を一切聞かないみたいな言い方をされてしまいました。頬がかなり熱くなり、ガッチガチになりながらその時流行っていた「ケツメイシの……さくらとか……」と答えると「ふぅん」と興味無さそうな返事をされて、USBみたいな形の赤のWALKMANを買って貰えました。そこにアニソンやらゲームの曲やサントラ、流行りのJPOPを次々入れていき、イヤホンで聞いた大好きな曲たちはたちまち繊細な音になって直接耳から頭に流れ込んできました。今まで聞こえなかった楽器の音とかが聞こえて、めちゃくちゃ感動したのを覚えています。

話は逸れましたが、今回は私の「欲しい物への異常な執着」について書き殴っていきたいと思います。
今のパートナーに出会う前は、過干渉の毒親に私のお給料も管理されていて、自由に使えるお金もありましたが喉から手が出る程欲しいものは特に無く、物には執着があまりなかったです。アクセサリーが好きで、お気に入りのブランドがあったのでそこのアクセサリーを一年に二度、か一度、ボーナスを機に購入するくらいでした。あとは眉サロン、脱毛……運命の人にいつ出会ってもいいように自分磨きにお金を使っていました。お金の管理も一応出来ていました。(母が通帳を握っていたので母が管理してるようなものでしたが)そして出会った運命の人である今のパートナー。パートナーと出会って更に私の世界が広がります。世界に色がついていく様な感覚。同時に、世界ってこんな素敵な物が沢山あるんだなと知ります。食べ物、音楽、アクセサリー、衣服、景色、自然、旅行、イベント、コンテンツ……キリがありません。パートナーは私を沢山色んな所へ連れて行ってくれたり、素敵なプレゼントを沢山くれました。私もお返しに、と張り切って調べるとステキなものでいっぱい!!サプライズ大好き&パートナーの笑顔と驚く顔大好きな私は、パートナーに色んなものをプレゼントしたりデートしたり様々な場所で特別を演出したりしていました。
同棲してから、私の誕生日のプレゼントの話になり、私は一生関わることがないと思っていた憧れのハイブランドのアクセサリーが欲しい、と恐る恐る告げました。パートナーは快諾してくれて、プレゼントしてもらった時心から嬉しくて今までとはまた違った……新しい世界のものを手にして満たされていくような感覚でした。しかしそこから私は欲求モンスターへ転がり落ちていってしまうのです。
そのハイブランドは、今まで一生縁がないんだろうなと本当に思っていただけで、実際に店舗やネットでアクセサリーのラインナップを見るとどれもこれも可愛くてデザインが私のツボにどハマりしたのです。完全に知らないだけでした。私はこのハイブランドが大好きになり、パートナーにねだることになります。しかし1つ20万程もするアクセサリー。しかも2種類欲しくって、合計50万程。私の金銭感覚は完全に吹き飛び、目の前のアクセサリーしか見えていませんでした。また今度、とパートナーが宥めると途端に機嫌を悪くする私。たくさん悩んで、結果今回はこっちね、と欲しかったアクセサリーの1種類を買ってくれたのですが、「こっちも欲しかったけどもう1個の方が欲しかった……」と我ながら最低な発言をしてしまいます。本当に最低。あの時は何かに取り憑かれたように執着心剥き出しで感情の制御もきかず常識から外れていました。買わないと帰らない様な状況。結果もう1種類も購入してくれて、私はご機嫌になるのでした。これで嵐は過ぎ去ったかと思いきや、また短いスパンでそのハイブランドのジュエリー店に通い、やがて立派な上客になってしまうのです。(初めて行った時よりかなり恭しく毎回接客して下さり特別感があってとても気持ち良いのですが……)
そしてお次は「婚約指輪」。元々、「婚約指輪」という存在は私の中ではまるでおとぎ話に出てくるアイテムのような、私には遠い世界の存在だと思っていて、絶対欲しい!という訳ではありませんでした。しかし、結婚指輪を購入した後、(結婚指輪はお互いで購入しました)フォトウェディングも経て、小さな憧れが現実になっていき、ある日婚約指輪も「欲しいな」と相談するとパートナーは快諾してくれただけでなく「憧れていたのを教えてくれてありがとう」とまで言ってくれたんです。聖人すぎませんか?そして予めネットで気になるものをピックアップし、店頭で実物を見にいきました。結果お気に入りのいつものハイブランドの婚約指輪にめろめろに。しかしあくまで今回は「見学」をしに来ただけだったのですが、私の執着に火がつきます。「今」「今日」「すぐ」欲しくなっちゃったのです。しかし婚約指輪はさっと買えてしまうような代物ではありません。しかも婚約指輪はダイヤによって価格がかなり変わってきます。「今回は見学だけだったから」と一旦店を出てから言うパートナーに私は噛み付くように「無くなるかもしれない!」(⇽これは私がモノに執着している時によく出てくる言葉です)「早くつけたい!」と人が変わったかのように機嫌が悪くなる私。まるでオモチャを買って貰えなかった子どもが床に寝転がり大暴れしているみたいな、激しい癇癪を起こしてしまいます。パートナーも、本音では買ってあげたい、けどモノの金額が金額だし、今即決するのは現実的では無いと思ってくれていました。しかし私はそんなパートナーの思いも考えられず、また常軌を逸しためちゃくちゃな執着と癇癪が止まらず、パートナーを困らせ、結果パートナーが折れてしまいハイブランドのお店に戻りました。いつもよくしてくださる担当の方から、私が欲しかった婚約指輪を4つ出されました。全て同じ種類ですが、ダイヤが違う為値段が全然違います。(70万~90万くらい違いました)所謂「ダイヤの4C」と言うやつです。確かに一目で大きさが違ったり、色が違ったり、ルーペで見たら内包物があったりとびっくりするくらいそれぞれのダイヤが違いました。私は毎日つけたかったのでダイヤは大きすぎず、カラーはほぼ白(黄色は見えて無いに等しいです。)内包物もほぼ無し。カットはこのブランドのこだわりの最高のカットをしている、と仰っていました。私が選んだのは80万円程のダイヤの婚約指輪。しかしやはり現実的でない。やっぱり後日にお金を貯めて余裕があるときに……とパートナーも提案してくれましたが、また途端に機嫌を損ねる私。お店の方も心配そうにしていました(すみません……涙)いつもの「買わないと帰らない」雰囲気になり、結果分割払いでパートナーが買ってくれました。本当に嬉しかったけど、今思うと申し訳なさすぎて潰れそうです。でも、この愛しの婚約指輪は後日、ディナークルーズデートをした時パートナーがプロポーズ(もう付き合ってましたが改めて……)してくれた時にプレゼントしてくれました。本当に幸せでしたし、それから私の左手の薬指は結婚指輪と婚約指輪が今もキラキラ光っています。

良い話風にしちゃいましたが執着した時の私は鬼のようで癇癪もおこし話も一切聞きません。本当に酷いです。パートナーに暴言はいちゃう時も叩いちゃう時もあります。DVだ。最低な人間です。自制が聞きません。段々と物への執着している状態が苦しくてODにはしる時もあります。OD以外にも腕を引っ掻いたり自傷行為へと身体が動きます。激しい感情を止める為に無意識で行われるのですが、この時の心情はなんなんでしょうか。整理出来ず、自分でもまだはっきり分かっていないので今から打ちながら手探りで考えてみます。読みづらくなりそうです。すみません。

・とにかく感情を制御出来ない
・パートナーを困らせている罪悪感
・ただでさえメンタル疾患で職もつけず(もう働ける気がしないので今まだ働きたい欲はないのですが……)気晴らしのお出かけもその日の体力次第(どれだけ楽しい予定を立てても当日に動けなくなって行けなくなる時が結構あります)で毎日ずっと家にいるのに欲しい物すら手に入れられないのかという空ぶった怒り
・癇癪おこしている自分が情けなくなる
・制御出来ない感情から逃げ出したい、苦しい
・無くなるかもしれないという不安障害炸裂
・「今」じゃないとそのモノに価値を見い出せない(後で、だと意味が無いと思ってしまう。後だと次は他の物が更に欲しくなるかもしれない!ととにかく必死)
・身体中と頭まで蠢く欲望から解放されたくて楽になりたくて自傷行為するしかないと考えるより先に動いてしまう⇽境界性人格障害の「依存」から剥がされた時の激しい衝動……(例えば私なら過去に別のパートナーから無視されたり着拒LINEブロされて拒絶された時の絶望感と、離せば離す程更に縋り付く状態)……不安で仕方なくて怖くてこの状態から楽になりたくてODする様子と酷似している
・↑に記載した点が一番「執着している時の凶暴であり癇癪をおこす私の行動の仕組みの正体」かもしれないと思えてきました。

noteを書いている今でも欲しい物に対しての執着と戦っています。今欲しいものは約4万円程のゲームのハード。限定物で、いつ無くなるか分かりません。発作の様に衝動が沸いたり、落ち着いたりします。

執着する物は、値段が高い物だとハイブランドの物(現在も欲しいなあと思っているバッグと、アクセサリーがあります。私の会社員時代の収入が無くなり、障害年金が収入になった事で自由に使えるお金が減ったのでブレーキをかけていますが、生活水準を下げるのが難しいです。流石に今すぐ欲しいという感情はやっと抑えられてるかなという感じ)から、ハイではないけど好きなブランドのアクセサリー。とあるデパコスも最近まで執着していてパートナーがプレゼントしてくれたり、自分で買いました。(まだ欲しいデパコスもあります。一時期めちゃくちゃ執着していましたが今は落ち着かせてます。)そして趣味の物。私は趣味がかなり多いので欲は多岐にわたります。ゲームだったり、キャラ物。
執着していたキャラ物は具体的に言えばディズニーのキャラクターである「ダッフィーフレンズ」が大好きで、過去は新作が出る度数万円出してグッズも沢山購入していましたが、今は我慢してやっと抑えています。「ちいかわ」もグッズが出る度値段の高い物からガチャガチャまで値段も見ずに買っていましたが、今は考えが現実的になったのか、私の中の熱が落ち着いたのか、プライズ系で最低限欲しい物(パートナーがクレーンゲームで取ってくれるのか嬉しくて)だけしか手を出していません。
ここまで見ると「ただのブランド物好きの女」だと思われるかもしれません。確かにブランド物は好きです。ただブランドだったらなんでもいい訳ではありませんし、プチプラコスメ、ファストファッションにも執着します。「欲しいスイッチ」が入ったら、例えばそれが夜中だったら、お店が空くまで我慢できません。早く買いに行きたい。手に入れたい。無くなったらどうしよう、と不安障害でぐちゃぐちゃになり落ち着きもなくなり睡眠薬を飲んでいても興奮で寝ず朝を迎えます。

他にも執着のターゲットは
・限定デザインのクリスマスツリー
・動物のグッズ
・Mサイズのジェラトーニのぬいぐるみに着せる洋服(子ども服)(値段が高いもので、ディズニー公式が出しているディズニープリンセスのドレス、1着1万程を次々購入)
・Sサイズのジェラトーニのぬいぐるみに着せる洋服(こちらはハンドメイドでお値段も平均1万程。色々お願いしました)
・くじ引き
と諸々。数量が少ないもの、限定物には弱い傾向があります。「宝塚歌劇」にも今ドハマりしていて、たまに散財しますが滅多に執着していません。ブルーレイやグッズ、舞台写真など豊富な在庫がある安心感があるからです。何となくすぐ無くなりそうなものはパートナーも教えてくれて、一旦それだけ確保して後は余裕があるときに、が出来ています。
執着している物には現金が無くなればキャリア決済を使い、支払いをする時には大変な額になっている事もしばしばでまるで自己管理が出来ていません。

パートナーがひと月に使えるお金を表にして可視化してくれました。その金額内で欲しい物を取捨選択していきたいです。正直不安。毎回使いすぎちゃうので欲しいものを前にした自分が信じられません。でも現実問題から目を背けず頑張ります。

蛇足ですが、一時期買い物依存か?とも思っていた時がありました。境界性人格障害の症状の1つにもありますし、事実ストレスからの浪費だった面も否めません。しかし私は買ったもの、買ってもらったものは今も全部もれなく愛用しているんです。買い物依存は買って満足、そこから使わない、という症状だと思うのでそこに大きな違いがありました。

今回は現在進行形で向き合っている悩みをテーマにした話だったので考えながら書いた為、いつもより乱文になってしまいました。すみません……!この件は定期的に整理したいし、上手くお金と向き合ってお買い物出来てるか定期的にまたまとめて書き殴れたらなあと思ってます。ではでは。


にわチャンのお庭

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