~息子に発達障害の診断が下りるまで~ 第2話:何かが、違う
前回のお話はこちらです。
Niwacaが最初に息子の発達障害を疑ったのは、息子が3歳の時でした。夫の海外赴任に帯同し、以前よりも長く息子と一緒の時間を過ごす中で、その違和感は少しずつ大きくなっていきました。夫とレゴで遊んでいる時、夫が「そろそろおしまいにするよ。」と言うと大声でキレる・自宅でYouTubeを観ている時、ネットが遅く画面がフリーズしてしまうと金切り声をあげて泣きながらキレる、など。
この子・・・ちょっとキレ過ぎじゃないか?
そのキレ方と言うのも、まるで瞬間湯沸かし器のように、突然激高するようなキレ方でした。何より、キレている息子本人がとても苦しそうで、私はこのキレ方に、何とも言えない違和感を覚えました。何かが、違う。それ以外にも、すぐに走ってどこかに行ってしまう・気持ちの切り替えが下手なところ等、1つ気になりだすと気になる点はどんどん増えていきました。
ある晩、夫に思い切って息子のことを相談してみました。夫は穏やかに私の話を最後まで聞いてくれましたが、「本人の性格だと思うし、Niwacaの心配し過ぎだと思うよ。」と、言いました。その根拠として、①日本の保育園や健診で、発達に関する指摘を一度も受けたことがないこと、②家でキレることはあっても、日本の保育園のお友達とは一度もトラブルになったことがなく、仲が良い子達とは今でも問題なく家族ぐるみで付き合えていること、③発達障害の診断リストにあるような、乳児期に笑わない・目が合わないなどの項目には全く息子は当てはまらないことなどを淡々と語りました。
確かに、キレやすいが日本の保育園時代のお友達とはトラブルになったことはない・・・家でキレやすいのも、短気な地の部分が色濃く出ているだけなのか?いや、でも。だったら、
この何とも言えない違和感は、一体何なのか?
夫の考えに一定の理解はしたものの、この違和感は一向に消えることなく、いつまでも胸の奥にモヤモヤと残りました。
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