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何の反応もなかった2024

前回の投稿、たいした反応もなかったな。自分ではかなりいいところに気が付いたと思っていたんだけどね。

「テレビでは芸人やタレントが楽屋弁当の話ばかりしている」とX(ツイッター)に書いたのだが、こちらも何の反応もなかった。
「テレビでタレントが楽屋弁当の話ばかりするようになった」背景としては、新型コロナ禍で人と集まれないのでエピソードトークがないことと、出入りの業者である楽屋弁当の店への遠慮があるので「楽屋弁当の話ばかりしている」ことが「あるある」として指摘されないこと、などがあると思う。
まあ、楽屋弁当の話は今回はしない。

「大学中退、高校中退を高卒、中卒に格下げして表現する」傾向は、いったいどういう意味があるんだろうと個人的には興味があるのだが、世間的にはそうでもないようだ。

ただしテレビのお笑いで強調される「価値観」の傾向の変化は、確実にあるはずなのだ。
これは「多様性」とか言う前からそうだ。
たとえばある時期まで、お笑いの世界で芸人の後輩は先輩の言うことには絶対、という雰囲気があった。どんなに遅くても、彼女と一緒にいても、先輩から飲みの誘いがあったらぜったいに行く、と多くの芸人が言っていた。
そこにオードリーの若林が「たりないふたり」で、「行きたくない飲み会を断る方法」を面白おかしく披露していて衝撃を受けたものだ。
当時、若林と一緒に番組をやっていた山ちゃんも「世をすねた芸人」として若林に話を合わせていたが、若林の「飲み会を断る方法」の数々はあまりにもリアリティがあった。

現在では新型コロナ禍を経過したこともあり、「飲みに行かない」という芸人も増えて、それが普通になった。

令和ロマンのM-1優勝以前は「大学お笑いサークル出身」がクローズアップされるようになり、彼らのM-1優勝後には一時、「大学お笑いサークル出身」と「そうでない芸人」の対立構造をつくって煽るような番組もいくつか観た。
しかし、大学お笑いサークル出身者もNSCに入ったり吉本に入ったりしているわけで、対立の図式がうまく行かないとテレビマンが思ったのか「第七世代VSそれ以外」みたいにうまく転がらず、すぐにそれは終息したように思う。

とにかく「テレビの世界の価値観は、だれかがつくり上げている」と私は思っている。それは陰謀論的にどうこうというのではなく、テレビの自主規制だとか、スポンサーだとか、お笑い界の価値観の変化によって結果的につくり上げられているものだ。
じゃあ学歴に関する価値観はだれがつくっているんだろうね、ということが言いたかったのだが。

まあ通じないならそれはそれでいいです(笑)。

おしまい

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