「勝手に DI 室」抗精神病薬と体重変化 どうアプローチしよう
抗精神病薬は「太る」とよく耳にします。
実際に患者さんからその様な相談を受けた人もいるのではないでしょうか。太るならば、どの位増えるのでしょう? そしてどの薬なら太りにくいのでしょうか。仕組みから見てみます。
抗精神病薬の作用の中にセロトニン受容体(5HT2c)を遮断する作用があります。5HT2c受容体が遮断されると体重増加や脂肪組織の増大、食欲増進作用のあるグレリンの分泌が促されます。それにより食欲亢進や脂肪組織が増大し体重増加が起こる可能性があるといわれています。
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