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学校教育ではできない部分

以前お金の使い方について書きました。今回は別角度から書いてみます。

1.買うものを選ぶとき

多くの都道府県で緊急事態宣言が延長されました。不要不急の外出は控えるように呼びかけられています。必然的に、買い物に出かける頻度も減ったと思います。

しかし、どうしても食料品は買う必要があります。食べないと我々人間は生きていけないです。必要です。

では、食料品で買うとき、何を基準に買っていますか?また、子どもは親御さんが何を基準に買っていると思ってますか?

子どもは親の頭の中はみえません。どんなことを考えて、ものを買っているかはわかりません。

しかし、言葉を聞いたり行動はみたりすることができます。
これはどこ産かな?
何が入っているかな?
いつまでもつかな?

こんな言葉を聞いている子どもは、産地や調味料や賞味期限を意識するでしょう。単に安いだけで選びません。多くのことを考え、親御さんが買い物をしていることを知ります。

2.5年生の家庭科

学校教育でお金について学習するのは、5年生の家庭科が最初です。さて、そこで学ぶテーマはなんだと思いますか?

答えは、「持続可能なくらしへ 物やお金の使い方」です。

どうです?難しすぎませんか?笑

小学5年生です。
初めて、お金に関する勉強です。

それで、持続可能なくらしの観点でお金の使い方を勉強するのです。環境への影響を考え、ものを買いましょうというのです。

3.買い物のリアル

環境への影響を考えた買い物は必要です。SDGsで示されているように、資源を有効に使し、持続可能な社会を作っていくことは大切です。ひとりひとりにできることをしていくのです。

しかし、それは子どもに一番に伝えなければならないことでしょうか。小学生の子どもが食料品を買うことはまれです。

おかしやジュース、ゲームなど娯楽費とよばれるものにお金を使うことがほとんどです。であれば、まず有限なお金を何に使うべきかを考えさせることが先であると思います。

4.学校教育では足りない部分

今や様々な媒体から情報を得ることができます。学校教育では、様々な勉強を教えます。

しかし、お金に関しては、インターネットから得る情報や学校教育では足りない部分があります。それがアウトプットです。実際に行うことです。家庭のお金を使うので、学校から練習してみましょうとはなかなか言えません。

とするお、実際にお金を使うのは家庭でしかできないことです。ここは家庭教育が担う分野だと考えています。

5.まとめ

金銭教育は多種多様です。普遍的知識は誰が教えても、どこで発信されても同じですが、収入、資産、支出など家庭の状況に応じて金銭感覚も許容される範囲も違います。

子どもたちは、自分で買うものを決める経験を積むことで、個人のお金の使い方を学びます。危ないから使わせないでは成長しません。将来を見据えた金銭教育を始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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