見出し画像

漫画『ブルーピリオド』が青くて、熱い【My Academy Awards】

どうも。書くンジャーズの西嶋です。

「書くンジャーズ」は、現在10数名ものアクティブなメンバーがいる「noteを毎日書くチーム」。

毎週「書くテーマ」が変わり、そのテーマに沿って書くメンバーが日替わりで配信しています◎

今週のテーマ

さて、早速ですが今週のテーマは、【My Academy Awards】

私のアカデミー賞というということで、何のアカデミー賞にすべきかも迷いましたが、今回は一押し漫画を選びます。

いきなりですが最近、漫画読ましたか?

ぼくは、きっと昨年だけでもTSUTAYAやゲオでレンタルしたり、電子書籍で購入しながら300冊ぐらいは読んでいるはず。

もはや一日一冊ペースぐらい。理解するのに時間が掛かる本については5回ぐらい読み返しているぐらい好きです。

そんななかで最近オススメしているのが、最近アニメ化も決定した「ブルーピリオド」

『月刊アフタヌーン』にて、2017年8月号から連載中。 絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公を中心に、美術大学受験予備校や入学試験での苦悩が描かれる青春群像劇。

まだ最新刊は9巻までなのですが、胸に突き刺さる言葉が多くて、熱くて、真っ直ぐ大好きな作品です。

今回は、マンガ大賞2020にも選ばれた『ブルーピリオド』の好きな理由を紹介していきます。

悩み葛藤を抱えながら、それでも突き進む

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。 その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じる。

そのままいけば、特に無難な人生が。だけど好きなものに出会った瞬間に主人公は飛びしだしていく。高校2年生でお金も掛かるし、このタイミングで絵の道なんて現実的ではないとわかっていながら。

とことん自問自答して、新しい世界へ主人公は足を踏み出していきます。

なんでもそつなくこなせて優秀な主人公。全然ぼくとは違うけれど、何も荒波を立てることなく振る舞うさまが自分と重なるところがありました。

天才のライバルと出会い、主人公は自分がいかに絵の世界においては才能がないか自覚しながら、それでも努力を重ねる。そして悔しくて何度も、苦しんで、もがいて涙を流していました

ぼくは、そんなシートと出会いながら、『いまそんなに何かに熱中しているだろうか?』

と問われた気がしました。

学生時代や新卒のときは、悔し泣きをしていたなと。いまできる範囲で考えてやるところに落ち着いているような気がします。

絵を描くことで見える世界

主人公は、絵を探求するなかで気づくことが幾つもありました。

お母さんに芸大に行きたいことを伝えるときに、主人公は母親の絵を描いているときに気づきます。

世の中には面白いモノや考えがたくさんあるって気づけるんだよ
「見る」以上に「知れて」
「描く」以上に「わかる」んだよ
熱いお湯で食器を洗うから母さんの手はささくれているとか
買い物の荷物は思いから意外と腕に筋肉がついてくるとか
・・・そうやって描いているとだんだん思い出して来るんだよ
この人
本当に家族のことしか考えていないんだって

ぼくは絵を描くわけではありませんが、noteを書くなかで気づくキッカケになっていることが沢山あったことに気づけました。

ちょっとした仕草や出来事にある背景から自分がいろんな人に支えられていることに。

主人公は、文化の成り立ちや人との関係性など描くことを通じて理解していきます。

自分勝手力が足りていない

ぼくが特に印象に残っているのが、自分勝手力という言葉。

主人公は芸大を目指すなかで予備校に通い、さらに絵の道を探求していきます。

そのときに予備校の先生から告げられる主人公の「悪い癖」を告げられました。それが、自分勝手力が足りていないことでした。

主人公は、周りに合せて対応する力は優れているぶん、自分が楽しむことを置き去りにしていたのでした。

自分を犠牲にすることなく、いまを楽しんでいるだろうか?

変わることを恐れていたんだと気づかされました。楽しむことによってうまくいかなくなるじゃないかって。

だけど、主人公の傷つきながらも前に進む姿勢から、いつしかぼくもチャレンジしていきたいって気持ちになっていました。

感じたままに描く自分で選んだその色

最後に、いま売れに売れているYOASOBIさんもブルーピリオドにインスピレーションを受けて群青という作品を紹介します。

この作品は、ブルボンとコラボでブルーピリオドの主人公が絵を描いているシーンがでてきます。

歌詞がブルーピリオドの主人公しかり、登場人物の心情を表していて泣けました。

感じたままに描く
自分で選んだその色で
眠い空気まとう朝に
訪れた青い世界
好きなものを好きだという
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ

たぶん、漫画を読んだあとにYouTubeで聴くと泣けます。

自分と重ねながら人生を考えた一冊

いろんな漫画を読んできましたが、久しぶりに漫画を読んで自分の人生を照らし合わせながら読んでいました。

才能とは何か?

好きなことを見つけることが幸せなのか?

努力は何のためにやるのか?

まだまだ答えはでるわけではありませんが、定期的に読み返したい作品です。

ぜひ、興味を持たれた方は手に取られてみてください。

以上、【My Academy Awards】でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?