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にとり
2021年3月6日 23:58
この記事は、前回のnoteで書いた「In the blink of an eye」という小説のあとがきになります。今回は「渡せなかった手紙」という題材。前回は、伝えたい言葉一つを軸にストーリーを捻り出したが、今回は先にストーリーが思いついていた。ジャンルは、「渡せなかった手紙」から連想するものは恋愛だと一番初めに思ったので、それに従う事にしてから、すぐにストーリーが思い付いた。1.
2021年3月4日 21:53
人々が桜の美しさに顔を見上げる頃、僕は憂鬱に押し潰されて横になっていた。憂鬱とはあまりにも対照的な外の陽気は、僕を強く、強く布団に押しつけた。高校は春休みに入り、授業はなかったが部活には精を出していた。それでも、部活の練習に行く時間以外はこうして横になる事が増えた。そういえば、部活でも上手くいかない事が多くなった。勉強の出来は元から悪かったが、今学期の成績表には目も当てられなかった。平凡だ