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北大受験体験記(後期・法学部)

滝沢理人  法学部1年 WTB 春日部高校

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1. 後期入試の受験学部と受験科目を教えてください。

学部は法学部を受験しました。科目は小論文です。

2.それぞれの科目の対策方法を教えてください。

自分が、小論文を書くにあたって大事だと思うのは、お堅い文章に慣れること、要約力をつけること、3時間耐える体力・集中力をつけることの3つだと思います。

1つ目から説明すると、小論文における課題文は単語、内容ともに非常に倫理的なものが多いです(自分が受けた年もシュンペーターやらポリアーキー概念やらよくわからない単語がいっぱい羅列してありました)。やはり、日ごろからこのようなジャンルの文章に触れておかないと、本番の緊張している中、なかなか内容が頭に入っていかないと思います。前期に受ける大学の現代文対策でも十分だとは思いますが、自分は過去問が一番大事だと感じました。形式になれる意味ではもちろん、毎年似たようなジャンルが出るので、一番効果があると思います。それに加えて、自分は長い文章に慣れるために慶応法の小論文の課題文もたまに読んでいました。

2つ目に関しては、法学部の小論文は、一見ただの下線部説明に見えますが、範囲が非常に広く、要約の要素が強いです。自分は、前期受けた大学に要約問題がありそれで対策になっていましたが、慣れていない人は、何かしらの要約問題に触れておき、要約のコツをつかんだ方がいいと思います。

そして一番大事な体力・集中力です。個人の意見ですが、北大文系後期の小論文は体力ゲーだと思います。法学部に関して言えば、計1500字と頭がおかしいうえ、文章は難しく、3時間も椅子に座り続けていなくてはなりません。もはや拷問です。なので、過去問を解く際は3時間ぶっつづけで解くなど、苦行に耐える訓練を積みましょう。

自分は、ラグビーで得た体力、集中力のおかげで今北大にいるといっても過言ではありません。あと、字は綺麗に書きましょう!(笑)

3.前期試験を終えてからの気持ちの切り替えや、後期試験までの過ごし方について教えてください!

正直自分は、不合格になってから後期試験までの間に死ぬ気で勉強した記憶はありません(笑)。毎日小論文の勉強できるまじめな奴はとっくに前期試験で受かっているはずです、わからないけど。もちろんたくさん勉強するに越したことはないと思いますが、自分が大事だと思うのはメリハリをつけることだと思います。変にだらだら続けるよりは、午前中3時間過去問を解き、復習する、そのあとは自由時間にするなどonとoffを切りかえて取り組むことで、合格に近づいていくと思います。

4.後期試験前の勉強法を教えてください!

私は、2016~2019までの4年分の過去問を解きました。いざ見返してみると、全然やってませんね(笑)。自分は、前期の大学から併願校に至るまで、現代文・小論文の添削を学校の先生にお願いしていたので、その流れで北大の添削もしてもらいました。

正解が定まっていない小論文は、できれば学校や予備校の先生に添削してもらい、講評をしてもらう方が、自分の文章の悪い癖や、要約においてそぎ落とすべき部分を指摘してもらえていいと思います。流れとしては、3時間で過去問を解いて、その次の日に学校に行き講評をいただいて復習する、また次の日に過去問を解く、たまに休んだり、他大学のお堅い文章に触れたりする、この繰り返しでした。

5.後期試験前日の過ごし方について教えてください!

自分は前日の昼過ぎに北海道入りしました(絶対もっと早い方がいいです)。着いてからチェックインまで、まるで観光客のように、ラーメンを食べに行ったり、北大の中で写真を撮ったりしてリラックスしていました。夕方ごろにホテルに着いて、2019年の過去問を解き、メールで添削をお願いしました。

6.最後に後期試験を受ける受験生の皆さんにメッセージをお願いします!

前期試験、本当にお疲れさまでした!自分も不合格とわかったときはかなり落ち込み、浪人を覚悟しましたが、最後までやりきることの大切さをラグビーから学んだので、諦めることなく駆け抜けることができました。後期試験は、共テでどんなにビハインドを負っていても、その後の対策をしっかりし、本番で集中できれば逆転は余裕です。今まで勉強したすべてをぶつけられるよう頑張ってください!心から応援しています!

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