見出し画像

ラグスタcolumn Vol.7

「両立」に挑む際の注意点

久々の投稿となります。新年1本目の投稿となりますので、幣団体の原点でもある、「両立」について再度焦点を当てた記事を発信していきたいと思います。今回は、「両立」に挑む際の注意点についてご紹介します。

それは、「勉強」をラグビーが失敗したときの「逃げ道」として捉えることです。

画像1

具体的には、ラグビーで上手くいかないことがあった時、「自分には勉強があるから別にいいや」といった失敗の逃げ道を作ってしまうことです。また、学業の成績が上がらないことをラグビーのせいにしてしまう逆のパターンもあるかと思われます。言い換えると、「保険をかける」とも言えるでしょう。自分では思っていなくても、知らず知らずのうちに失敗を何かのせいにしていませんか。

「保険をかける」という、このような思考回路が両立に挑む上で危険となる理由は、「一度言い訳をすると、癖になる」という点にあります。一度でもラグビーや勉強の失敗をいずれかに責任転嫁してしまうと、ラグビー・勉強それぞれ単体の中でも同様の逃げ道を作ってしまうことになります。例えば、「自分はATが得意だからDFはもういいや」とか、「体重が重いから走れなくていいや」とか、「テスト勉強中に関係ないYou Tubeみてしまう」とか、、、。一度、逃げ道を作る癖がついてしまうと、潜在的な自分の可能性を連鎖的に狭めてしまう可能性があります。
あと少し踏ん張ればできたこと、意外と自分の強みになっていたかもしれないこと、から自ら逃げてしまうことは非常にもったいないです。本当になりたい自分から遠ざからないように、何かのせいにせず常に「自分ごと」として向き合いましょう。

上記のように、たとえ失敗した時でも他のせいであると言い訳ができるようにして自尊心を守ることを、心理学の用語で「セルフハンディキャッピング」と言います。代表的な行動としては、テスト勉強を始めた途端、部屋掃除をすることなどが挙げられます。このようなセルフハンディキャップ理論を、ラグビーと勉強との両立で当てはめないこと、また日常生活でも気を付けること、を徹底していきましょう。筆者も気を付けていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?