夫婦別姓と母親単独親権

夫婦別姓で母親の単独親権ならば「事実婚」として既に日本社会には実装されているのである。

ここで話は終わってしまうのだが、女性たちはそれじゃ嫌ということであろう。

日本社会では男は女性の数年早く寿命が来るので、男の財産を窃取するためには事実婚を相続関係だけ法律婚にしろ、男の財産を奪い取らせろというのが男女別姓主義者の本音ではないだろうか。

つまり、別姓婚では佐藤さん(男)と山田さん(女)の結婚で、佐藤さんが建てた家屋敷は佐藤さんが死んだ後、妻の山田さんのものになるということである。ここで夫婦別姓では名目上にせよ、佐藤家の財産が山田家のものになっているわけである。

そうなると妻の家系が夫の家系の財産を搾取するわけである。これは母系制の「家制度」の復活になりはしないか。男の方の「家」はただ財産を取られるだけになるので衰退してゆくわけである。女性の家だけが繁栄するとなると、日本の伝統的価値観では、男の家はわざわざ嫁を取って財産を奪われるという間抜けな話になる。

なので、こういうリベラルな夢が実現すると、男の方はもはや結婚せずに養子を取ってそこに財産を相続させる方式が一般化するのではないか。もしくは男は財産をもともと持たずに、女性に財産を渡して本格的な母系社会にするかである。

そうなると男は働かなくなる。いくら働いても片っぱしからお金を女性に奪われるのなら働かない方がマシであろう。自分が生きて行けるだけの程々のお金を稼げばそれ以上は働かないという風潮になるのではないか。

家族を守る責任は全て女性にかかってくるのである。

女性の理想は上のドラマのように男が女性首相を忠実にかつ献身的に支えて家事育児を全面的に担い、しかも大学教授として男は妻の支えがなくても自分なりに活躍するという夢であろう。

いや、そりゃ女性首相であれば大学教授の男が献身的に支えてくれるかもしれないが、そういう女性は(いたとしても)国に一人である。


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