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少子化

そりゃ日本のフェミニストは出生率が1を切った韓国のフェミニズムを礼賛し出しているのだからそのうち日本の出生率が1以下になり始めれば「ワハハ、韓国様に追いついた。専業主婦など糞食らえ、我々フェミニストは労働戦士として子供など産まずに企業に人生を捧げるのだあ!」って高笑いすると思う。

多分、彼女達、自分が不幸であることを認めたくないから「反出生主義」とか叫んで「私の人生は不幸だった。私みたいな不幸な子供が再生産されないことは幸せなことなんだよ。」というわけである。

まあ、政府は「男女共同参画です。女性も労働戦士として企業にお仕えしましょう。男は別にどうでもいいです。」と言っている以上、フェミニスト達が労働戦士として自らの一生を企業の歯車として捧げることを否定するわけにはいかないものね。

欧州の国家はイスラム諸国からの移民を受け入れて、彼らの高い出生率で出生率の低下をごまかしたし、米国はヒスパニック系の移民で出生率の低下を補っていたけれど、だんだんごまかしが効かなくなってきているのが現状ということであろう。

極東では中華が「一人っ子政策」をしたし、日本でも人口爆発の恐怖がささやかれていたのでそもそも少子化対策なんてまともにうたれたことはないのである。1.26ショックの後でも町や村が行う官製お見合いパーティくらいが行われたくらいではないか。フェミニストの学者さんからは蛇蝎の如く嫌われているアレである。

米国にもプロムという男女のペアリングのパーティがあるけれど、そういうのは礼賛しそうなのだけれど、きっと彼女達にとっては「お見合い」というシステムを「潰さねばならない敵」と認識しているのかもしれない。女性がお見合いで結婚してしまえばフェミニズムの信者が減るという危機感があったのかもしれない。

もしかすると、彼女達の頭には少女漫画のようにバラを背負ったイケメンが「灰かぶり姫」のようにちっぽけで行けてない少女にいきなり告白して玉の輿に載せるという非現実的な恋愛ストーリーにしか興味がないのかもしれない。日本では玉の輿に乗せる男性はそれほど見目がよくないのでルッキズムからお断りしますということになるのであろう。フェミニズムでは女性に対するルッキズムは禁忌であるが、男に対するルッキズムは奨励されている。色男には金や力がないものであるという一般原則はフェミニスト達には拒否されがちである。

バブルの頃には学歴が高く、年収が高く、身長が高いという三高が結婚する男の条件として求められた。つまりいくら学歴が高く、年収が高くても、ハゲデブチビであればno tank youであった。今でも女性の結婚したい相手への条件は変わらない。ただ、フェミニズムでは「ルッキズム」の概念が搭載されたので男の容姿を問題にすることは許されるが、男は女性の容姿を問題にしてはいけないという条件が付加されるようになった。

蓼食う虫も好き好きという言葉があるのだけれど、それは女性にのみ許される特権となったのである。

男にできることはもう女性との出会いを期待することはできないので、それでもいい相手を見つけられた幸運な人以外はもう結婚を諦めて生涯未婚を選択するしかなくなりつつあるということであろう。

アセクシャルやアロマンスの女性にとって、もしくはレズビアンの女性にとっては煩わしい男達から解放される幸せな時代が来つつあるということであろう。一方では旧来の「えー私、結婚して赤ちゃんが欲しい」という女性には反出生主義者達による「生まれる赤ちゃんが幸せとは限らないでしょう。この私みたいに不幸になる可能性もあるのです。赤ちゃんも生まれなければ不幸になる可能性はありません。子供を産まないほうがいい。」という説得が始まる時代になっているのである。

企業経営者にとっては男女共同参画で女性を働かせねばならない時代です。しかもM字カーブを解消したい、つまり女性が子供を産まず、出産、子育てに費やすエネルギーを企業に奉仕してもらいたいわけです。そうすれば、ガラスの天井なんてないぞ、是非昇進して重要なポジションを占めて欲しい、会社は男女差別なんてしたくないということができます。女性は産む機械じゃない。是非労働戦士になって企業に人生を捧げて欲しい。労働戦士には性別など関係ないのです。むしろ恋愛とか結婚とか無駄・邪魔です。こういう邪魔な要素を省いていただくのが企業にとっては都合が良い。

企業は国には属していないので国の少子化なんてクソ食らえです。どんどん人口が減って国が滅びたら企業は他の国に移って経済活動を続ければいいだけですからね。

いや、こちらから見ればアホじゃないの?って思うわけですが、フェミニズムって企業の要求とは合致しそうなのでそれなりに栄え続けるのでしょうね。企業も「少子化は我が社の責任ではない。我が社は男女共同参画を積極的に取り入れてジェンダーギャップを解消している。少子化は国の責任である。」と言っていれば良いわけです。

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