結婚にはいいところもあるが離婚したら男は終わる

この記事、言いたいことはわからなくもないが、離婚すると90%の男は親権を妻に奪われて70%では親子交流もできずに子供とは今生の別れになるということを自覚すべきである。

結婚は今、年間50万組であるが、離婚は17〜8万組で一年に結婚した数の三分の一ほどが離婚しているのである。無論子なしで離婚という事例もあろうが、しばしば、妻が子連れで別居して夫をDV申し立てして住所秘匿し、諦めた頃に離婚裁判というケースもあるわけである。そういう事例では離婚後、養育費の支払いは求められるが、親子交流は実施されないかもしれない。

ちなみに、離婚後は単独親権になり、その9割近くで母親単独親権になる。つまり、父親は親として養育費に支払い義務だけが残り、子供のことには一切口出しできなくなる。子供との面会は親権者たる母親のお慈悲がないと不可能になる。

父子家庭の場合、それでも別居親の母親は非合法に子供と会うことができる人も多いが、母子家庭の父親では、子供と会おうとすると警察を呼ばれたりするし、学校の運動会に行こうとしても、学校側に非親権親は排除されることが多い。

なので子育ての幸せを感じられるのは離婚せずにうまく婚姻を継続できた事例だけということになるだろう。少なくとも離婚に至った事例では親子(面会)交流できているのは30.2%に過ぎない(令和3年度全国ひとり親調査)。無論、親権者様に隷属してそのお慈悲で親子交流できる可能性はゼロではないが、親権者様に嫌われた男は一切子供に会うこともできないということになる。

シンママさんにシンパシーを抱くジェンダーの人やラディカルフェミニストたちと間違って結婚した場合には、彼女たちは男を虐待することこそジェンダー平等への道、男尊女卑を解消するためには男をそういう奴隷状態に置くことこそ重要だと考えているかもしれないのである。

無論、男で本当にDVしている人はいるのである。当然ながら同様に児童虐待の加害者である父親も存在する。けれども、親子交流を実施しない理由の中で父親がDVあるいは児童虐待をおこなったからという理由は先のひとり親調査では3.8%に過ぎず、26%の親権者様は単に元夫と関わりたくないという理由で親子交流の取り決めを拒否している。

加えていうならば、養育費の支払いについても母子家庭における元父親は28%くらいの支払い率であるのに父子家庭における母親はわずか8%しか養育費を支払っていないわけである。これはフェミニストに言わせると男女の給与格差のせいということであるが、おそらく、養育費の強制徴収が行われることになったとしても父子家庭の母親はそれを免れて母子家庭の父親だけが支払いを強制されるということが予想される。

ヤンキーの父親ならそれがどうした、それが男の性役割ではないかというかもしれないが、女性様の性役割を解除しながら男の性役割だけを固定化して堅持するというのはシンプルに言って性差別である。フェミニストたちからは「男尊女卑!」と叫ばれながら男の負担だけ増加させられているわけで、不均衡がどんどん悪化するということになるのは明瞭なわけである。

家制度もなくなった日本ではすでに男が子育てをしなければならないという理由はない。女性にしてみれば自分のお腹の中で十月十日育んだ我が子は血のつながった我が子という感情が実感できるかもしれないが、男にとってそれは間接的なものにしか過ぎないのである。だからこそ、あの日台の元卓球選手のカップルにしても裁判所が子供は父親が育てるようにと裁定したものを長男を強奪したわけである。

父親が子供に愛情を感じるとすればそれは生まれてから子供と過ごした関わりであろう。厚労省の推進したイクメンプロジェクトは母親の育児の負担を若干は軽減しただろうが、それより大きな効果は父子間での愛着形成を促進してしまったことだろう。昭和の父親は仕事が忙し過ぎて育児には関われずに、その分、離婚時には素直に別離に応じ、もう妻子は死んでしまったものとして新しい人生を選び、別の女性と新しい家庭を築いたわけである。けれども、イクメンに加えて男性育休まで義務化されてしまうと、離婚時に父子の絆が強くなり過ぎて容易に切り離せなくなるのではないか。

親権者様になりたい母親は離婚時に親権は自分のものにして、親子交流を餌にして親子交流したい一心に男が自分の生活費を削って養育費をどんどん支払わせられるという甘い想定なのだろうと思う。しかし、そうして子供に会えない元父親たちは地獄の苦しみを味わうことになるわけである。多分、シンママにしてみれば快感の絶頂であろう。男を奴隷化できた瞬間ということになる。そして、無理矢理にでも絆を断ち切って出奔してしまう父親、もしくはもう絶望して自殺してしまう父親が出ると「男がゴミのようだ」と笑うことになるだろう。

それを見た若い男たちは結婚について幻滅し、自分は結婚しないようにしようと思ってしまうかもしれない。少なくとも離婚父が中途半端に束縛されるともう再婚はできないことになる。今、男の生涯未婚率は28%であり、10%ほどがバツイチで再婚すると考えられており、女性様の生涯未婚率は17%である。これが再婚が減ってゆくと女性の未婚率は男性のそれにもっと近づいてゆくことが想定されるし、未婚率自体がもっと上昇してゆくことも十分に想定されるのである。20歳代の男性の未婚率は既に70%である。現状では30代に一気に結婚するので生涯未婚率は3割程度であるが、結婚に幻滅する男が増えるとそれがもっと上昇する危険だってあるのである。

非婚化が進むと婚外子が世界的に見て極端に少ない日本では未婚率の上昇が少子化への強いアクセルになってしまうかもしれないのである。夫を家庭から蹴り出して高笑いしているフェミさんはその後に自分の可愛い息子が結婚せず、孫の顔が見られないという結末が待ち構えているかもしれないということは指摘しておくべきかもしれない。まあ女性たちは「それは全部夫のせい」と完全責任転嫁をするかもしれないけれども。

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