亡国なのは誰か

民主党の人だから円高デフレを叫びたいということはわからないでもないが、円高デフレにしたら輸入業、例えばイオンのような小売業は儲かるかもしれないが輸出業はどんどん海外逃亡するわけで、産業の国内空洞化をどうするのかという問題が出てくるわけである。

デフレになればカネの価値が上がるので多くの人が貯金に励むことになる。そうなれば誰もものを買わなくなって就職口のない氷河期に逆戻りである。まあ、年金をもらうだけの老人は「それで何が悪い」と言いそうだが、少子化でただでさえ老人を支える若者が減っているのに、そういう若者を虐待してどうしたいのかわからん。政府はいざとなればNISAとかで投資で儲けてくって言ってください。もう年金は終了です。と言えばいいやと開き直れってことなのだろうか。

まあ、立憲民主の支持層は高齢者だから若者を切り捨てても老人、特に団塊の世代の支持だけ集めればそれでいいじゃないかということなのかもしれないが、批判政党の立場に安住しようってことなのだろうか。今後国家をどうしてゆくべきかという国家観についてはあまりに欠如していないかという恐怖感にも近い無責任さを感じるわけである。

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