見出し画像

ep22.日記 今年から趣深い人になる


9月16日(月)
世間では公休日だけれど、明日休むためにせっせと働いた。



9月17日(火)
誕生日前日。昨日何のためにせっせと働いていたかと言えば、朝9時から病院の予約が入ってたのだ。楽しい予定じゃないことが悔しい。

仕方なく早起きして外出。今回はほんの少しの検査結果を聞くだけということで、1時間もかからず終了した。一週間前に病院へ行った時は6時間程拘束されていたのだから拍子抜けした。これだけで家に帰るのもな〜ということで、タリーズでのんびり朝ごはんを食べてから本屋さんへ。

本屋さんで色々本を物色するのはやっぱり楽しい。同じ"面白そうな本を探したい"という動機だけれど、動画やサイトで見るのとはまた違う楽しみがある。関連するコンテンツが表示されないのが何だか新鮮に感じる。

とある棚で『ある行旅死亡人の物語』(武田惇志)を発見。そういえば佐久間宣行さんが買ってたことを思い出して数ページパラパラと読む。面白そうだったので、家に帰ってKindleで購入することを決めた。


お昼頃に帰宅して、残り少ない期間になったNetflixで『NEXT IN FASHION』シーズン2を視聴。1エピソード約50分もあるのに1日見続けて、10エピソード全て見終えてしまった。やっぱり頭の中を形にできる人には尊敬する。



9月18日(水)
誕生日当日。誕生日なのに20時半まで仕事。

たまたまだけれどこの前ZOZOTOWNで予約したロンTが届いた。過去の自分からの思わぬバースデープレゼントのようで嬉しい。サイズが少し大きいけれど、デザインがオシャレで大満足。 

そんな平凡な一日だったけれど祝30歳!毎年誕生日に一年間の目標を決めていて、今年の目標は「趣深い人になる」に決めた。もちろんそこには理由がある。自分は大学生の頃、「ここが人生のピークだろうなぁ」って漠然と考えてた。人生を折れ線グラフで表すとしたら、これからの人生は平坦な横棒になるだろう、と。

矢印がピーク

それはこれからの未来、一生懸命働いたり、誰かと結婚したり、大切に子どもを育てたり。そんなことが全く思い描けなかったから。思い描けた未来は、なんとなくやりたくもない仕事に就いて、孤独死に向かっていく。そんなつまらない未来だった。

20代を全て終えた今。結果は、意外と山あり谷ありな10年間を送れた。これは自分にとっては予想外な出来事で、まだまだこれからも何か変化し得るかもしれないと思える期間になった。

ただこのピークだと思って生きていた20代前半は自分で言うのも何だけど、ガムシャラで自分勝手で側から見たらなんだあいつって生き様だったと思う。

グラニフで買った謎柄のシャツを着た。お風呂場で毛先だけ金髪に染めた。推し活のためにその場の感情で何十枚もCDを買った。ゼミの先生には「〇〇さんは普通じゃないから、仕事に就くのは難しい」と言われた。ただそんな生き方が、こうして遠くから見ると案外面白く見えた。

じゃあ今は。仕事をし始めて常識を植え付けられて、規則の中で生きることで、本当につまらない人間になってしまった。服のレパートリーは少ないけど、オシャレだねって言われることも増えた。自分の印象を聞くと「真面目」だと真っ先に言われるようになった。推し活よりも自分の生活が第一優先になった。

働き始めて植え付けられた常識で、まともになったから。最近は30代に相応わしい面白さを探してる。枠から大きく外れない個性。自分らしい独自の考え方。そんな新しい面白さとは、関われば関わるほどしみじみと感じる、なんだか趣深いものではないかと思うのだ。



9月19日(木)
久しぶりの出社日。昨日届いたロンTを早速着た。

通勤の合間にホロGTA(ホロライブで開催中のGTAというゲームの企画)の切り抜きを見る。推しである青くん所属するReGLOSSちゃんが大活躍してて嬉しい。

個人的に今回の一番は奏ちゃん。このゲーム、警察とかギャングとか何らかの職業に就いてお金を稼ぐのが主な目的なんだけれど、結局真面目に働く人より、いかにQOLを上げるか考えて自由気ままに動いてる人の方が楽しそうに見える。なんて世の中だ。

出社したら仲良しの後輩がいた。最近、凪良ゆうさんの『わたしの美しい庭』を表紙買いしたらしい。あとは5年手帳が届いたとのこと。今はどんな内容を書こうか模索しているらしい。凄く良い悩みでほっこりした。



9月20日(金)
仕事ですごくムカムカすることに遭遇する。何か変化が起きた時、すぐに「ここが嫌」「あれが嫌」ばかり言うのなんでだろう。「どうしたらその中で上手く出来るのかな?」ってなんで考えないんだろう。あーやだやだ。

22時半仕事終わり。Snow Manチケット当落の確認。はずれたーーー!!!!しょうがない!また来年。

そんな気持ちを払拭するように、おすすめで流れてきた読書系YouTuberが紹介してて気になった本『ルビンの壺が割れた』(宿野かほる)を購入。

積読本が多すぎるから減らそう〜ってことで、お盆からずっと読んでた『僕は明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文)を無事に読了。久しぶりに恋愛小説で泣いた。一回目読んでる時は南山くんの思いがすごく純粋で「こんなに王道な恋愛小説はケータイ小説以来かもしれない」とか思いながら読んでたのに。もう一度読み返してる今は、福寿さんが主役のあまりにも切ない物語だ。春になったら動物園で写生大会を開きたくなった。



9月22日(日)
昨日はずっとホロGTAを見ていたら終わってしまった。

Netflixの契約終了日が明日ということで、慌てて映画『少年たち』を視聴。その後に慌てて『LIGHT HOUSE』を一気見。なんだか最近忘れてたけれど、やっぱり若林さんのトークは人生の狭間に必要だなと思った。



おわり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?