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6/26 日声協オンライン研究会: 荒井雄貴

【オンライン研究会一覧】

今回は6/26に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):荒井雄貴先生〉 の模様をお届けします。

「6/26 日声協オンライン研究会 発表者:荒井雄貴先生」
テーマ《オペラの生き残り方 〜時代に合わせた表現の進化・多様化とチャレンジ〜》

要旨:谷中オペラ寺劇場《魔笛》の映像配信を担当した声楽家でもあり、クリエイターでもある荒井氏による研究会です。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、公演中止が続くなど暗いニュースの多いオペラ界。逆境だらけのオペラ界において、逆境の時代にこそできる、時代にあったツールを使用したコロナ時代の情報発信や、様々なテクノロジーを使用した表現、他芸術とのコラボレーションのチャレンジなど、業界の成長につながるような試みについての情報共有をおこないます。
#オペラ歌手のメディア配信 #youtube配信 #生配信 #プロジェクションマッピング #アニメ×オペラ

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参加された皆さまからは、
「本日、初めてオンライン研究会に参加させていただきました。大変興味深い内容で、大変勉強になりました。
荒井先生のバックグラウンドと現在の様々な活動内容とのシナジーを感じ、新しい可能性とアイデアに溢れたお話だったと感じました。クラシック演奏家の中には新たな潮流に悲観的になっている方もいるのかもしれませんが、一方で従来のやり方とは異なるアプローチでの成功パターンもあることを知ることで大きな刺激になるのではないでしょうか。様々な手法の試みが活性化し、次々に試行錯誤される中から革新的なイノベーションも起きるように思っています。また業界も活性化することと思います。
私の音楽教育の領域への沢山のヒントもいただきました。本日はありがとうございました。」

「日本人が西洋の音楽を学んで身につけて、それをどうアウトプットしてゆくのかというのは、多くの方が共有するアイデンティティの問題と思いますが、それを乗りこえるべく具体的な活動を展開されているところが凄いです。勇敢です。プロジェクトマッピングも、オペラの市場規模を知ることも、YouTubeなどによる情報発信の重大さを認識することも、声楽という高度な技術へのリスペクトと愛が原動力になっていることが伝わってきます。
声楽界の質量ともに充実して裾野が広がりますように。」

「YouTubeの再生回数、登録チャンネルの数、再生されやすい映像とはなど、今までなんとなく見ていたYouTubeでしたが、先生のされた分析のお話が目からうろこでした。時代の生み出す様々な進化により、視点を変えていくことの大切さを感じ、音楽業界でもいろいろな考え方があるんだなあと、若い世代の方の考え方、とっても刺激を受けました。有難うございました。」

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

※次回のオンライン研究会は一般講演となります。
一般・個人会員の方もお申込いただけます。

【次回オンライン研究会のご案内】
中村 敬一(オペラ演出家)

【日時】
7月3日(土)開始15:00 終了16:45頃

【要旨】
新国立劇場もできた。各地にも素晴らしい劇場が広がった。
オペラは世界レベルになったのかもしれない。しかし、果たしてオペラは自立しているだろうか?
オペラの抱える芸術性と採算のジレンマを改めて考える。

【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円
 正会員:無料

〈正会員の方のお申込はこちらから〉

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