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2/20 日声協オンライン研究会: 岩見真佐子

【オンライン研究会一覧】


今回は2/20に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):岩見真佐子先生〉 の模様をお届けします。

「2/20 日声協オンライン研究会 発表者:岩見真佐子先生」
テーマ《Schubert“AveMaria”~古典に学ぶ~》
要旨:「詩と音楽と声」に触れる歌手にとって聴衆の期待に応える演奏の実現には、作品の美しさゆえに悩ましい難しさがあります。シューベルトのAveMariaを題材に、その演奏上のヒントをMozartやイタリア古典歌曲などの「古典作品の演奏に通じる学び」から得るとともに、エレンの歌の詩から讃歌、祈り、嘆きという作品の性格に触れてみたいと思います。

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参加された皆さまからは、

「今日の岩見先生のお話にはとても勉強させられました。アヴェ・マリア1曲についても自分の知らなかったことがいっぱいあるんだということに気づかされました。
はたして自分はこれまで一つの曲についてどこまで深く勉強してきただろうかと自問自答する機会になりました。岩見先生からの今日いただいたいくつものヒントはアヴェ・マリアをこんど歌う時の貴重な手がかりになることと思います。曲を知れば知るほど歌い易くなることも。」

「昨日の、岩見真佐子先生のオンライン研究会に参加させて頂き、ありがとうございました。本当に、人気があって難しい『Ave Maria』の歌唱のヒントをたくさん頂きました。特に、後半『エレンの歌』についてのお話からは、『Ave Maria』の背景がものすごく広がり、とても興味深かったです。
又、メンデルスゾーンの11才の自筆譜や、『雨だれ』の転調のお話等もちりばめて頂き、楽しかったです。
おまけの古地図の『エレンの島』に行ってみたいと思いました。
貴重なお話を、ありがとうございました。」

「単独の曲として歌い、親しんできたシューベルトの『アヴェマリア』について、ストーリーの中の曲であること、スコットランドとのつながりという歴史的なことなど、私には大きな気づきを与えていただけました。歌曲の背景を知って歌うことの大切さ感じました。有難うございました。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】

山本まり子

【日時】2021年2月27日(土)15:00~16:45

【テーマ】マーラーを究める ~歌曲の世界から交響曲の宇宙へ~

【要旨】グスタフ・マーラーの歌曲と交響曲に深い関連性があることをご存知の方は多いと思います。
今回は、直接的な音楽の共有関係から、アイディアの潜在的な繋がりまで、両ジャンルに張り巡らされたマーラーの創作戦略を具体的にあぶり出したいと思います。

〔参考〕researchmapでの山本先生のページ

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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