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2/27 日声協オンライン研究会: 山本まり子

【オンライン研究会一覧】

今回は2/27に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):山本まり子先生〉 の模様をお届けします。

「2/27 日声協オンライン研究会 発表者:山本まり子先生」
〔参考〕researchmapでの山本先生のページ
テーマ《マーラーを究める ~歌曲の世界から交響曲の宇宙へ~》
要旨:グスタフ・マーラーの歌曲と交響曲に深い関連性があることをご存知の方は多いと思います。今回は、直接的な音楽の共有関係から、アイディアの潜在的な繋がりまで、両ジャンルに張り巡らされたマーラーの創作戦略を具体的にあぶり出したいと思います。

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参加された皆さまからは、

「マーラーの音楽は、いつかいつかとまだゆっくりと鑑賞したことがなかった中での聴講でした。マーラーの宇宙の中の潜在的なつながり、それが歌曲からであったことなど、これから親しむ上での興味深い視点を学べました。有難うございました。」

「マーラー の作品の流れと歌曲との繋がりを、わかりやすく教えてくださいまして感謝申し上げます。マーラーの歌曲を勉強する時に、交響曲に共用された楽章を聴くようにしていたのですが、お話を伺い、やはり最後の楽章まで聴く方がよりマーラーの理解が深まることを思いました。そして「歌」が大事な鍵であることを忘れずに学びたいです。マーラーの交響曲を全曲聴きたくなりました。宝物のようなメロディーを見つけたいです。またぜひ第2回目のマーラーの講座を開いてくださるとありがたいです。ありがとうございました。」

「とても興味深いたくさんのお話が伺えて楽しい研究会でした。ありがとうございます。今までにマーラーの作品に関わって得たバラバラだった経験が、整理されてきました。彼のオーケストラ歌曲は、ピアノ歌曲を通訳したものではないというご指摘に、また新たな視点から彼の歌曲に向き合える気がしています。」

「マーラーの歌曲については、ほぼ何も知識のない状態でしたので、今回お話と演奏(録音)を伺うことが出来て良かったです。歌曲から交響曲への繋がりがこれ程あったのかということも新しい発見でした。
交響曲は、暗く長い…という印象を持っていましたが、今回聴かせて頂いたのは、明るく楽しい感じで、ドイツの森を思わせて頂くよう…。グリム童話、ヘンゼルとグレーテルからもイメージを頂きました。因みに、「復活」のコーラスが、私の音大時代の演奏会の思い出です。大雪の日の練習でした。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
大元和憲先生(バリトン)

【日時】2021年3月6日(土)15:00~16:45
【テーマ】音楽の息づかい
【要旨】日常生活において我々は無意識に呼吸しています。では歌唱時はどうでしょうか。呼気は意思をもってなされているものの、吸気は単に「息つぎ」となっていませんか。本研究会では「呼吸」を再確認し、音楽の捉え方・声の方向性による印象の違い・感覚の再現や表情について、「イメージと物理的」2つの視点から考えてみたいと思います。
参考曲「おぼろ月夜」「十五夜お月さん」、「ゆめ」大中恩など

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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