見出し画像

研究所だより 1/9 日声協オンライン研究会: 宮部小牧

【オンライン研究会一覧】


今回は1/9に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):宮部小牧先生〉 の模様をお届けします。

「1/9 日声協オンライン研究会 発表者:宮部小牧先生」
テーマ《ウィーンでの学びとドイツリート(詩から生まれた音楽)》
要旨:前半は「ウィーン国立音楽大学における学び~カリキュラムと学修の実際」をテーマに主にウィーン国立音楽大学での学びについて、体験に基づきご紹介します。外国人として西洋音楽を学ぶこと、日本にいて出来ることなども考えます。 後半は「 詩から生まれた音楽…ドイツリート~シューベルトの野薔薇」と題してゲーテによる野薔薇の詩の解釈、発音の他、聴き比べなども行います。リートがお好きな方も馴染みがない方も、どうぞご一緒に。

画像1

参加された皆さまからは、

「宮部小牧先生のウィーン留学時代の学びや生活の貴重な話を聞く事が出来てとても良かったです。
後半では有名なリート曲【野ばら】懇切丁寧にご指導して下さり、本当に有難うございました。」

「宮部小牧先生の、ウィーンでのお話と、シューベルト『野薔薇』、詩について等々、お聞かせ頂いてありがとうございました。先生のお人柄がかいまみられるような、温かみのあるお話ぶりに引き込まれながら、お話をもっと伺いたいと思いました。
特にウィーン国立音大は、1980年代に1度、夏期セミナーに参加させて頂いたことがあり、その折の思い出がよみがえりました。」

「ウィーン国立音楽大学のカリキュラム、修了試験の内容など、興味深く拝見しました。
生粋のウィーン子は街民の約2割、というのも印象的でした。
有名なゲーテ詩による『野ばら』は121作品も作曲されているなんて!
日本の木の文化に在って、西洋の石の文化の響きKlangを体得すること。
声楽について、あらためて考えさせられました。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
宝福英樹(バリトン)
【日時】2021年1月23日(土)15:00~16:45

【テーマ】G.ヴェルディはオペラの王様?

【要旨】1813年、アルプスをはさんで二人の偉大な作曲家が誕生しました。一人はヴァーグナー、もう一人がヴェルディです。ヴェルディはヴァーグナーが確立した「楽劇」という様式に関心を示しましたが、パレストリーナ以来のイタリア音楽の伝統に戻り、その継承を行ない、その様式を確立して行きました。ヴェルディは、己自身の内的欲求を作品に表出して行き、人間の内面のドラマにスポットを当て、それを作品として仕上げました。そのことで人は内在するものに共感し感動することでしょう。これが、ヴェルディがオペラの王様であるということの証明となるかもしれません。そんなヴェルディの作品について、『トロヴァトーレ』と『リゴレット』を題材に、理解を深めて行きましょう。

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

オンライン研究会のお申込はこちらから。

--------------------------------------------
《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
--------------------------------------------