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8/27 日声協オンライン研究会:小川浩美

【オンライン研究会一覧】

今回は8/27に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):小川浩美先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
“声楽”と“音声学”のマリアージュ~母音の口の形でハバネラを歌う

【要旨】
日本語とヨーロッパ言語の母音・子音には大きな違いがあります。
耳で聞いたまま日本語に置き換えると、それは何語でもない“音の羅列”に!
実は音声学の“調音”(音を作ること)の知識が少しあるだけで、皆さんの発音が生まれ変わり、言語の音として響くのです。
音声学?なんてどこか遠い存在!と思っている皆さん、言葉を届ける声楽家にとり音声学は唯一無二のパートナー。
まずは母音の知識でハバネラを歌ってみましょう。どうぞ男声の方も気兼ねなくご参加ください。

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参加された皆さまからは、
「フランス語をネイティブの先生から学んだことがありますが、今回の小川先生の発音についてのご説明はシンプルでとても分かりやすったです。また講義を通して、先生のお話の仕方とお声が穏やかで、とても心地よかったです。ありがとうございました。」

「声楽愛好家です。音声学との関係を講義くださることで大変興味を持ちました。フランス語の歌は何度か歌っていますが、発音しているつもりでも、フランス語のようには聴こえません。
先生の教材の、〇と--の表記は大変わかりやすく、歌って見て効果的でした。特にシュワは思っていたよりかなり前に出すということ、これからしかと覚えたいと思います。」

「口の形を変えるだけで、こんなに言語音が変わるんだ!という驚きがありました。
先生の誘導のもと、3種類の口の形でハバネラの冒頭を朗読してみると、それっぽく聴こえるような。
発声との兼ね合いで、音がついたときにどうなるのか、試行錯誤してみたいです。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

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220910原田勇雅

【発表者】原田勇雅(声楽家)

【日時】9月10日(土)15:00~16:45

【テーマ】
ヴェルディとともに活躍した音楽家の作品をめぐって 〜A.マリアーニ(1821〜1873)の歌曲作品を中心に〜

【要旨】
19世紀イタリアはオペラだけの時代?実は歌曲も沢山あります。
ヴェルディとともに活躍していた音楽家、A.マリアーニの歌曲作品を紹介しながら、知られざる作品を調べる楽しみについて皆さんと考えていきたいと思います。

【参加資格】
正会員の皆さまの他、一般・個人会員の皆さまもご参加いただけることとなりました。以下、詳細です。お誘いあわせの上、またのご参加を心よりお待ちしております。

●一般、個人会員の方
【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円

【半年パスポート】もございます。
 一般:半年間7,000円
 個人会員:半年間5,000円
半年で14回~16回程度を予定しております。
お申込みをされた月より半年の間に開催される研究会すべてにご参加になれる大変お得なパスポートです。
詳しくはこちら

※半年パスポート(大学生向)を新設致しました。
大学(学部・大学院)にご在籍されている方は
半年パスポートを2,000円に割引します
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