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やってみる!

全国算数授業研究会理事幹事勉強会での発表を目前に、実践交流研究会の仲間内でプレ発表させてもらうことになっていた。しかし、十分な準備ができないままに、2割位の完成度のまま参加してもらった。
申し訳なくはあった。しかし、話した側にとっては実りある時間となった。そこでの反応や意見を生かして、本番のプレゼンは、今の自分が持っている力を出し切れたのではないかと思っている。

プレゼンの反省はひとまず置いておいて、準備不足のプレ発表で考えた事について書きたい。
それが『やってみる』の大切さである。
担任である教師は、子どもたちに数々の挑戦をさせる。「やってみることが大事何だよ」などと伝えながら。挑戦の結果、子どもたちは失敗することも多い。その場合には、寄り添って共に反省したり、その挑戦した事自体を価値づけて広めたりしている。しかし、我々大人は失敗するかもしれない事に挑戦する怖さや恥ずかしさを自覚できているのかと、改めて考える。
「授業を公開してください」と言うと、いろんな理由をつけて断る人がいる。「何か発表し合いましょう」と言うと、「自分にはできません」と言う人がいる。それは、挑戦から逃げている事に近いのではないかと思う。大人になればなるほど、何かに挑戦しようとした時に無意識に完璧にしないといけないと思ってしまいがちである。でも、我々は子どもに言っている。「挑戦する事自体に価値がある」と。
今回の2割プレゼンもそうだ。その時間までに準備できていない事の周りへの失礼さはこの話では置いておくと、2割しか準備できていないものを発表する事は、恥ずかしい。実際に話していても、考えながら、調べながらなので、ひどいものだった。しかし結果的に、やってよかったと思うことが多かった。これがなかったら、当日の仕上がりはなかった。

やっぱり「やってみる」は大事なのである。その過程に大きな学びや得るものがある。所属する研究会は、これをやっていける集団でありたい。発表者の話が準備不足であっても良い。発表者が何かしらを学べる場でありたい。
・オープンチャットでコメントする、ノートを投稿する。
・セミナーを開催する
・定例会で不十分な内容であっても伝える時間を取る
ご時世的に、できない事は多いかもしれない。こんな中でも出来ることを見つけて挑戦するようにしたい。一緒に学ぶ人とは一緒に挑戦もしたい。

「やってみること」の大切さは、やってみている人にしか語れない。全力で挑戦し全力で失敗しながら、「全力で挑戦して失敗しなさい」と言える大人でありたい。

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