西澤健一/Kenichi Nishizawa

作曲家、たまにピアノ弾き。

西澤健一/Kenichi Nishizawa

作曲家、たまにピアノ弾き。

最近の記事

「和声警察」の研究

 着物で街ゆく若い人を呼び止め、帯の位置やら色の合わせ方やらを説教し、または勝手に直したりする人を、俗に「着物警察」と呼び、たびたびSNSで話題になる。他人のパーソナルスペースに立ち入る不遜さ、若い人が若い人の感性で自由にファッションを楽しむことの否定は、洋装に押される中で高級路線を採り、教室を展開することで着付けをメソッド化した業界の努力が裏目に出たのだろうという指摘を読んだ。戦後新たに作られた「伝統」で自縄自縛に陥り、自分たちの民族衣装を捨てていく結果になるのは滑稽だ。若

    • 音楽理論講座IV〈骸骨図入門〉

      (2023年12月13日公開 第4回/全4回(終)) 日本伝統音楽の分析を可能にした「小泉理論」の図式化「骸骨図」を通して、明治以降の日本の音楽を考えます。 ※有料部分は、動画で使用した資料です(PDF・4ページ)

      有料
      360
      • 音楽理論講座III〈ピッチクラス・セット入門〉

        (2023年12月6日公開 第3回/全4回) 音程関係をもとに構造を分析する「ピッチクラス・セット理論」を通して、無調音楽の起源を探ります。 ※有料部分は、動画で使用した資料です(PDF・3ページ)

        有料
        270
        • 音楽理論講座II〈トーンネッツ入門〉

          (2023年11月29日公開 第2回/全4回) 「ネオ・リーマン理論」の重要な概念「変換」を把握しやすく模式図化された「トーンネッツ」を通して、ロマン派の特徴を考えます。 ※有料部分は、動画で使用した資料です(PDF・4ページ)

          有料
          360

        「和声警察」の研究

          音楽理論講座I〈音楽と理論の関係〉

          (2023年11月22日公開 第1回/全4回) 1000年の音楽史を振り返りながら、理論が音楽に対して果たしてきた役割と、教育現場における理論教育の意味を考えます。 ※有料部分は、動画で使用した資料です(PDF・2ページ)

          有料
          180

          音楽理論講座I〈音楽と理論の関係〉

          【プログラム】西澤健一作品展~日本語の季節~

          【日時】2020年10月23日(金)17時開場、17時30分開演 【会場】豊洲シビックセンターホール 【出演】西澤健一(作曲・ピアノ)、新宮由理(メゾ・ソプラノ)荒井章乃(ヴァイオリン) プログラム◇童謡物語「かくれんぼ」(2018)  ・かくれんぼ(林柳波・詞/下総皖一・曲)  ・あんたがたどこさ(伝承曲)  ・通りゃんせ(伝承曲)  ・ずいずいずっころばし(伝承曲)  ・ないしょ話(結城よしを・詞/山口保治・曲)  ・揺籃のうた(北原白秋・詞/草川信・曲) ◇4つの小

          有料
          250

          【プログラム】西澤健一作品展~日本語の季節~