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簿記検定を否定していた私が簿記検定を取得して良かったこと

 簿記検定3級は難しくないとネットであちこち散見される。
それはいつの時期の話なのか。20年前くらいだと簡単だったかもしれない。
同じ職場のおばさん(私29歳くらいの時、その方が50歳くらい)が三宮にあるTACに通いながら、やっと合格したと言って喜んでいた。
 
 当時、私は簿記検定など役に立たない、いずれこの検定はなくなると思っていた。
理由は、経理部員がAIに変わり、経理に人間が必要なくなると思っていたからだ。

 ところが、いま現在はどうだろう。
会計ソフトが貸借対照表、損益計算書等、自動で計算してくれるが、日々の仕訳を間違って入力すると当然間違った財務諸表が作成される。
数字が羅列され、いかにもといった財務諸表。
まともな会社なら、HPで毎年決算報告をしているので、でたらめなんてだせるはずがない。

 決算時に、経理員が確認し間違いがあると振替伝票を作成して修正する。
そこはまだ人がやっている。
こういった確認をするためや、複雑な仕訳をしなければならない時、簿記検定の知識があった方が良い。より一層理解が深まるし知識を身に付けた分、自信がつく。

 どんな資格でもそうだが、資格を取るための勉強を一定時間継続して行わなければいけない。一足飛びでは取れない。

 あれは簡単、取れない奴はバカとか言う人が一定数いるようだが、
じゃあ、あんたは取ったのかい?と聞きたい。だいたい、努力している人をバカにする人ほど、自分はできない人が多いし、ネットなんて、匿名でなんとでも書けるから。

 そういえば、ある会社はどんぶり勘定で滅茶苦茶だった。社長が高級車を買い替えまくっている、いい暮らしをしている風は危ない。
ふたをあけてみると、従業員の預り金である社会保険料の滞納と消費税の滞納。もちろん税金なんて払ってない。
「社会保険事務所から督促されても払わなくて大丈夫やねん」と言った社長に呆れて声もでなかった。おまけに税理士がなんとかしてくれると思っているから質が悪い。結局、その会社は倒産したのだが、世の中には、結構こういう会社が多い。

 
今週末は、共通テスト。能登半島地震で被害を受けた高校生が、避難場所で勉強している姿をテレビで見てると応援したくなった。
がんばっている人が報われる世の中であって欲しい。
 

 
オススメ!

わからない問題がなくなるまでやりこむ。
TACの問題集だけ使いました。













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