にじFes2021を振り返る


最高だった!!!!!!!!!!!!!


それ以外の言葉は野暮なのではないかと正直思ってしまうほど、最高の三日間だった。このイベントに携わったライバーさん、いちから社員の方、現地スタッフの方、FLOWさん、映像作成の方……どこまで書けばいいのかわからないくらい沢山の人に感謝を伝えたいです。そして、フラスタやコメントや現地参加でフェスを盛り上げたリスナーの皆さんにも感謝がいっぱいです。

また、前夜祭とVACHSSステージの有料パートのネタバレがあります。ご了承ください。

↓まだ見ていない方はこちらからチケットが買えるのでぜひ。


開催までの思いと前夜祭


正直、コロナ感染拡大防止のためにオンライン開催になったと聞いたときは本当に大丈夫かなと思った。現地でやるからこそ楽しめる企画が盛りだくさんだったし、入場チケット代が入らないということはイベント自体が失敗に終わる可能性だって十分にありえたからだ。


そんなの全部杞憂だったね!!!!!!!


最高だった。こんなにも楽しい三日間があっていいのかと疑いたくなるくらい、ワクワクとドキドキに溢れた三日間だった。FLOWさんとコラボした前夜祭に始まり、JK組の閉会式で幕を閉じる。これこそにじさんじの文化祭として、3周年記念のイベントとして、完璧なスケジュールだったのではないだろうか。


まず言わせてほしい。前夜祭が前夜祭じゃなかった。もうあれ当日だよ。始まってたよ、にじFes2021。

対バンという新しい試みを入れつつ、楽曲ではそれぞれのライバーが虹色の思いを抱えながらソロ曲を無料パートで披露してくれた。恥ずかしながらほとんどのアニメが世代ではなかったので、FLOWさんの楽曲は知らない曲の方が多かったのだがコメント欄のみんなが盛り上がっているのであったり、曲のノリやすさであったりのおかげで二時間ずっと楽しむことができた。
ソロ曲無料パートで見せてくれる運営さんの心意気よ……。みんなの選曲を含め最高だったね。男子組と女子with緑仙の歌はどちらもかっこよさに全振りで、単純なオタクなので画面の前で黄色い声をあげてた。ただのかっこいいbotになってた。

そして虹色のPuddle

リリースされた直後にSpotifyで聞いて号泣した人間なので、案の定泣いた。「好きなものを好きと言える君が眩しいよ」それはこっちのセリフなんだ……ライバーのみんながやりたいことをやって、そこからもっといろんなことができるようになっていくのを楽しんでいる姿を見るのが好きなんだ……。

それとはまた別に個人的にこの歌詞はすごく刺さった。これはリスナーがライバーに対してそう思っているっていうのもあるのだけど、それ以上にVtuberというまだまだ発展途上なコンテンツを推していることを誇っていいんだよと言われているような気持ちになった(あくまでも個人の意見です)。実際Vtuberを推してて後ろめたく思うことなんて何もないし、自分の好きって気持ちは大事にするべきだと知っている。それでも、Vtuberが大多数の人にとってはよくわからない存在であることに変わりはなくて、まだ偏見も多くて、アンチも揉め事も多いのがこの界隈だ。そんな界隈にいるリスナーを、Vtuberという存在を推しているリスナーを、こういう形で3周年を祝うコンテンツに関わらせてくれたことに嬉しさが溢れる。FLOWさんの歌詞が本当に良いんだ。天才。
これだけじゃないんだ本当に。まだ聞いていないって人はぜひ聞いてほしい。



祭りの幕開け


開会式は開会式でいわゆる「にじさんじ」らしさが出ててこれから始まるんだってドキドキと、この緩さがたまらないんだよなって安心感とですごく良い空気で一日目が始まったと思う。

レバガチャダイパンでにじFesのステージが幕を開けたわけだが、個人的にこの始まり方もとても構成が上手いなと思った。レバガチャダイパンはご存じの通りにじさんじの公式番組で、一度はあのOPを見たことがある人も多いと思う。だからこそ、一発目にあのOPが流れることで「これだよこれ」というにじさんじのイベントに自分は参加しているのだという実感と、「始まった」という高揚感を一気に高めることができたのではないかなと感じた。

ニコニコやYoutubeで放送することで、コメントが流れているのもまたリアルタイムでイベントに参加しているということを感じられてとても楽しかった。本来なら会場で感じるはずだった人が集まったとき特有のざわめきを、コメントを通じて疑似体験することができたのだ。

最初のステージが始まってからは、目まぐるしく様々なイベントが進行していった。ステージの有料パートの裏側では、無料でライバー主催の企画であったり、海外ライバーの動画を流したりと大勢が見ることを狙った企画が盛りだくさんで飽きることなく二日間を楽しむことができた。

少し細かく語るのであれば、にじさんじID一期生3setBBQの2.0が発表されたことが個人的に一番驚いたことだった。配信をリアタイで見ていて本当に嬉しかったし、いつか海外勢の3Dが見れる日が待ち遠しい。他にもライバーの個性あふれる体験授業(個人的に尊様と緑仙の授業が面白かった)女子高花畑大喜利、舞元力一、Panic Qube、美術部会場レポート、歌うま選手権、パワプロ企画といったバラエティに富んだ企画が放送されていた。企画と企画の合間には、CMやライバーの撮った動画が流れていて飽きさせないための工夫が随所に施されていた。


VACHSSステージ


正直、このステージを見ている間ずっと悲鳴と歓声しかあげていなかったので偉そうなことは一つも書けない。どれだけ取り繕っても語彙力のない限界オタクが顔を出してしまうので、どうにか理性を振り絞って書きたい。

まず、男性ライバーだけのステージを開催することができることが本当にすごい。今では男性ライバーも増えてきたが、それでもやっぱりVtuberの世界は女性が有利なことに変わりはない。そんな中で、Zepp Fukuokaに続き男性ライバーだけのステージを見れたことが嬉しいなと思う。

歌のかっこよさでこちらを魅了したかと思えば、その間に繰り広げられるトークや企画は高校の昼休みを想起させるようななんとも緩くて楽しいものだ。その緩急がとても心地よかったし、6人全員が全力でステージを楽しんでいるのが画面越しにも伝わってきて、その熱量に圧倒された1時間半だった

まずChroNoirのロメオでステージは幕を上げる。ハニワのファンでもある私はイントロで叫んだ。一気にステージの世界へと入り込むことができたので、最初の曲としてこれ以上ないほど完璧な入り方だったと思う。それぞれのソロ曲や、初めて見る組み合わせでの歌唱、それら全てを心の底から楽しむことのできる最高のステージだった。選曲も各々のこだわりを随所に感じることができ、画面の前で声を思わず上げてしまうほど盛り上がった。


運動会はライバー間での運動能力の格差がただひたすらに面白かったふわっちの身のこなしがとても軽やかで、解釈一致とたくさん言われていたのがよくわかる動き方をしていた。剣道部の剣持や、RFAで鍛えたゆめおの身体能力は言わずもがなだったし、社長は棒を折ってしまうところが本当に面白かった。クロノワの二人はもう少し運動して健康でいてほしい。

曲はどれも良かったのだがどうしても、推しとそうでないライバーさんの間で文量に差が出てしまうし、それは個人的にあまり好ましいことではないので全員で歌った曲について語ろうと思う。


最後の一曲です! となったときにいきなりそわそわしだすライバーたちがそもそも面白い。それに加えて、あからさますぎるVtLを歌うことへの匂わせ。正直、ここまでフリを聞かせているということは違う曲なんだろうなとは思っていた。思ってたよ。でも世界をかえさせておくれよがくるなんて思ってなかった。

自分は前ににじロックで三枝明那がラストに世界はそれを愛と呼ぶんだぜを歌っているのを見てから、サンボの曲が大好きになったので全員でのタイトルコールのとき「噓でしょ?!」と叫んだ。ご近所さんごめんなさい。

あのときほど複雑に複数の感情が混ざっていたことなど、短い人生だけれどこれまであまりなかったと思う。まず、大好きな曲を全員で歌ってくれたことが嬉しすぎて泣いた。タイトルコールで泣いたので開始からもう泣いてた。六人が楽しそうに全身を使いながら叫ぶように歌う。まさしく文化祭のステージを見ているような気分だった。

みんながはっちゃけて歌うし動くので、最後の曲で感動的な歌詞なのにも関わらずいくつも草というコメントが流れていた。実際、叫び方が迫真すぎて思わず笑ってしまう箇所があった。

隙自語になってしまうのだけれど、去年高校生活最後の文化祭が中止になってしまっていたのでああやって楽しそうにしているライバーを見て、コロナがなかったら文化祭楽しめていたんだろうなっていうちょっとの感傷もあった。

そして歌詞。今無観客のライブもしくは有人でも歓声が禁止されたライブしか行えないなか、工夫してイベントを開いてくれたにじさんじのライバーが世界を変えさせておくれよとステージで歌っている。

「いつか君と約束したことが 僕はできずに今も生きてるの」「今夜はちょっと寂しい気分だよ」「明日はきっと違う気分だから」「意味なく暴れてはっちゃけたい」何だか今の情勢であったり、ライブを見ているときの状況であったりと重なる歌詞が多くてすごく胸に刺さる歌だった。特に「今年は何かとはっちゃけたい」の部分。本来は恋愛成就を願う歌詞なのだろうが、今この世界を生きるリスナーには少し違った意味で伝わったような気がする。 

オンラインだけでの開催となったにじFes2021のステージを画面越しにリスナーは見ている。本当はこの場所で彼らと一緒に叫びたかったと「妄想恋愛男子」のあたりから切に願ったと思う。私は叫びたかった。
現地で、Oh yeah!!! って叫びたかった。そのすぐ後にくる「今年は何かとはっちゃけたい」という歌詞。今の世界が少しでも早く変われば良い。この部分を六人が歌っていることや流れるコメントも相まって、画面越しなのにも関わらず一体感のようなものを感じることができた。

祭りのあと


最後はJK組の閉会式で祭りが終わる。二日間ずっと見続けた人、見たいところだけ見た人、タイムシフトで後から見た人、色んな人がいるだろう。色んな推し方が存在しているだろう。それでも、このイベントがオンラインであったとしても開催できて良かったという思いは共通のものではないのかなと勝手に思っている。

三年間という月日は短いのだろうか、それとも長いのだろうか。

三年前の自分を今思い返してみれば、あっという間だったなと思う。けれど、Vtuberという職業を続けてきた人たちにしてみれば三年間はとんでもなく長い期間なのではないだろうか。体感時間はあっという間でも、積み重ねてきた年数として三年間というのは十分すぎるほど長い時間だと思う。そんな世界で三周年を祝えるということ自体が、ひどく幸運で幸せなことなんじゃないかと感じた。

イベントのような楽しい時間も、終わったとたんにあっという間だったなという感傷に身を裂かれるときがある。私の場合はたいていイベントが終わったときに残るものは、高揚感にほてっていた体のわずかな熱と、終わってしまったことへのもの悲しさだ。今回もそうだった。けれど、見たステージの余韻がまだ胸にしっかりと残っていた。明日からもまた頑張ろうと思えるようなパフォーマンスが目に焼き付き耳に残り、そして心に刻まれた。

本当に最高の三日間だった。にじさんじを推してて良かったと心の底から思った三日間だった。


にじFesに興味があるけどまだ見ていない方へ


世界変わったよ!アーカイブが3月14日まで公開中なので見ていない方はぜひ見てみてください!

もう一回リンク張っておきます。


こんな日記にも満たないような自己満足の文章だけれど、ここまで読んでくださった方ありがとうございました。


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