Vtuber推すの最高に楽しいって日記

私の生活に切っても切り離せないものが、三大欲求以外に二つある。

まず、読書。本は私にとって最大の娯楽で、何なら活字があれば小説だろうが漫画だろうがエッセイだろうが何でもいいタイプの活字中毒だ。

次に、推し。推しのために良い仕事に就いて稼ぐために勉強を頑張るし、推しが笑えば私も嬉しい。推しが私の世界の全て……とまではいかないにしても私の日常の大部分を推しが構成している。

まぁタイトルでわかっている方も多いだろうけれど、私の数いる推しの中にVtuberの推しが何人かいる。このnoteで自分がどうしてVtuberにはまったのか、そしてどうしてこの界隈に足を踏み入れてよかったと思えるのか振り返ってみようかなと思う。




きっかけ

最初にこの界隈に足を踏み入れたきっかけは、キズナアイと出会ったことだ。サブカルにどっぷりと漬かっていた私は必然のようにキズナアイを知り、Vtuberというアニメ漫画ゲーム実況好き(個人的には歌い手界隈にいる人も適正が高いと思う)に的確に刺さる存在を知ってしまったのだ。でも、正直そのときは面白い業種の人が出てきたなーくらいの感情しかなかった。

動画は見るし、どんなVtuberがいるか大体は把握しているけどお金を出すほどではない。それくらいのはまり方だった。個人的にお金を出すか出さないかを沼に落ちているかどうかの基準にしているので、私の中だとまあ好きかなくらいの感じ。


歌とVtuber

多分明確にはまったのは、富士葵ちゃんを知ったとき。もともと音楽が好きで、Vtuberの動画も歌を追うことが多くなってたころに富士葵ちゃんの「なんでもないや」を聞いてドはまりした。当時はまだVtuberって存在自体に対して否定的な風潮が今よりも強かったから、どうしてこの人Vtuberやってるの? っていうコメントを何度も見かけたけど、私は葵ちゃんがVtuberだから出会えたので本当に感謝してる。Vtuberじゃなきゃ出会えなかったであろう人が何人もいるのでやっぱり私はVtuberにはまって良かったなって思う。なんかもうまとめフェーズに入りかけてる感あるけど、まだ入り口です。

歌とVtuberという存在はとても相性がいい。自分の世界を表現するツールとして音楽は本当に優れたものなので、世界観やキャラクター性のあるVtuberが歌うことでまた違った歌の楽しみ方をしたり、考察を楽しんだりできる。それも私がVtuberにはまった理由なのだと思う。

葵ちゃんにはまったことをきっかけに、私はあまり他のVtuberを見ることはなくなった。そのときちょうど部活と私事であまり時間が取れなかったこともあって、それまでのようにVtuber界隈を追うことをしなくなってしまったのだ。正直、めちゃくちゃ後悔してる。


新しい沼

そんな私に転機がやってきたのは2018年の夏だったと思う。思うなんて、曖昧な言い方をしているのは正直あんまりよく覚えていないからだ。というのも、その時期にはまった人の動画を漁って、同時期に色んな人を知ったせいで誰にどの時期はまったのか全然思い出せないのだ。

部活の大会が終わって、ばたばたしていたことに一区切りついて少し余裕ができたことで、またVtuberを追ってみようかなという気分になっていた私のYoutubeのおすすめに「10分でわかる月ノ美兎」という動画が現れた。見たことがない人がいたら見てほしい。最初から最後まで最高に面白いので。一番好きなシーンから再生されるようになってるはず。(コメント欄のw率が今と全然違うのが何だか時代を感じて面白い)


委員長との出会いは衝撃的だった。まず3Dモデルで動いて動画を出す、というのが私の中でVtuberというものの存在する姿だと思っていたので、2Dで動く委員長の姿は衝撃以外の何物でもなかった。良い意味で。あとこれは私に限った話だけれど、ニコ動に全く触れないで生きていたのとしばらく界隈から離れていたことがあり、生放送にも驚きがあった。しかもめちゃくちゃ面白い。今まで見てきたゲーム実況は編集されたものだけだった。そのため生放送だからこそ起こるハプニングや、撮れ高が最高に面白く感じたし、委員長の話も面白くて飽きることがなかった。



ライバーの成長とともに知る新しい世界

委員長からJK組、元一期生、元二期生、Seeds、ゲマズと芋づる式にライバーの知識が増え、はまったころは十何人とかで名前覚えきれないなぁとか思っていたのに気が付いたら百人を超えるライバーの名前をそらで言えるようになってた。慣れって怖いね。

大会系を追ったことで、今まで全く触れてこなかったゲームをするようになった。アクション系が本当に苦手でRPGとかパズルゲームしかやったことがなかったけれど、ライバーが楽しそうにやっているのを見てスマブラやマリカ、APEXをやってみたりした。麻雀も配信でやっているのを見て始めてめちゃくちゃはまった。案の定、スマブラは下手くそだし、APEXは下手くそって言葉で表せないくらいひどかった(どれくらいひどいかというと、階段を登れない)けど楽しかった。自分が意外とマリカが得意なことも知った。APEXはそれから一度も触れてないし、なんなら配信画面で画面酔いすることに気が付いたので配信はラジオにしてる。

ここで好きなライバーの話をしようと思ったけど、それだけで記事が一つ書けるから別の機会にしようと思う。それくらい色んなライバーが好きだし、配信もリアイベも案件もどれも楽しんで見てる。

ライバーが楽しんでるのを見て、私もこれやってみようかなって新しいことに触れる機会が増えた。メイクをするときに女性ライバーのおすすめコスメを参考にしたり、今まであんまり読んでこなかったジャンルの漫画やアニメを見てみたり、すごく世界の広がった二年半だった。この界隈にいなかったら私は絶対にlainを見ることはなかったと思う。最高のアニメと出会えてよかった。

ここまでにじさんじのことばかりを書いているけれど、私はホロライブだったり神椿だったりという他の会社所属や個人勢のVtuberも今も見ている。同じようなVtuberは誰一人としていなくて、その人だから楽しめるコンテンツが個々にあるので色んな人の配信を見ることは本当に楽しい。(なので対立煽りが減ってくれると嬉しいなと思ったり思わなかったり……)



Vtuberと出会えてよかった

Vtuberを推してて良かったなと思うことは、先ほども書いたように成長するコンテンツだということにすべてが詰まっている。

技術が進歩してより綺麗な姿の推しが見れるようになった。推しの歌がどんどんうまくなっていく。サムネのデザインが配信を重ねるごとに魅力的になっていく。コラボに誘える相手が増えた。やりたかったことをやれるようになった。練習を重ねてゲームがどんどんうまくなっていく。炎上を乗り越えて、より素晴らしいエンターテイメントを提供してくれた。


推しが夢を叶える瞬間を見れた。


一生懸命頑張る人は誰だってすごく綺麗で、かっこよくて、そんな風に努力してきた推したちが今この瞬間が最高だとそう言ってくれるだけで私は幸せな気持ちになれる。限界オタクなので。




Vtuberを推すということ

正直、繊細な人は推すのに向いてない界隈だとは思う。火種も多いし、アンチも多いし、何なら鳩とか杞憂とかでファン内でも喧嘩が起こるし。私は基本的に推ししか見てないのと、あまりコメ欄を見ないようにしてるのであんまり気苦労はない。悪ノリする人が推しの配信ノリをよそに持ち込むのが嫌だなと思うけどそれくらい。

正直この界隈が嫌になる人の半分が他のリスナーに対してな気がする。地雷が多くてかつ色んな人の意見を見てしまう友人は、楽しいけどこの界隈抜けたいってたまに苦しそうにしてるので、推すには向き不向きがあるかも。ただ一つ言えるのは、私はこの界隈を推してて本当に良かったなと思う。自分の好きなペースで推せるのも私に合ってて最高だ。

たまに推しを全力で推せてない……みたいな人を見るけど、全部の配信を見てる人のほうが少ないからそんなに気負わなくてもいいと思う。ただ、落とせるお金と応援したい気持ちがあるなら、そんなに高額じゃなくてもいいからお金は落としておくべき。冗談じゃなくコンテンツの寿命にかかわってくるので。まあこれはどのコンテンツに対しても言えるけど。


来年には廃れてると最初からずっと言われていたVtuber界隈も、キズナアイが四周年を迎えることができた。いつ推しが引退するかわからない中で、今も推しの配信を見に行ってる。推しが引退することになったら泣く。絶対になく。まだ大人じゃないけど、みっともなく泣く。もう二度とこないYoutubeの通知ボタンをオンにして(なんとなく推したちはYoutubeのアカウント消しそうな気はする残してほしい)残ったものに未練たらたらで縋りつく。それで、きっと数日後には別の推しを見て元気に笑ってると思う。いつまでも悲しみに暮れていたくなるだろうけど、面白いものを見たらやっぱり笑ってしまうし、他にも推しはいるし、それに私にだって生活がある。いつかその悲しさだって風化して記憶の一部になる。

だからいつか来る推しの引退の日まで精いっぱい推せるだけ推そうと思う。ライブで輝く推しが好き。普段の配信で楽しそうにゲームをしている推しが好き。案件を真面目にこなす推しが好き。Vtuberだから好きになれたし、Vtuberじゃなくなっても好きと言えるかと聞かれたら私は少し迷ってしまうタイプの人間だけれど、それでもこの出会いには感謝しかない。


それでは最後に


Vtuberはいいぞ!!!!!!




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