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日本の中の外国語

日本の中の外国語



私たちの周りにはいろいろな英語が溢れています。

ランチ、ポテンシャル、オンラインミーティング…

英語が一切使用禁止になったら生活に支障を来すほど英語は日本語に取り込まれています。

ですが、日本で使われているカタカナ語は英語由来の物だけではありません。


ということでクイズです。

次の4つのカタカナ語のうち、英語由来の単語は一つだけです。

その一つとはどれでしょう。


①キッチン ②カステラ ③オルゴール ④パン






答えは①です。


どれも英語のように思えますが、②、④はポルトガル語から、③はオランダ語からきた言葉なのです。

ポルトガルとは南蛮貿易の時代に、オランダとは鎖国時に交流があったため、両国からの言葉は他にもたくさん日本で使われています。

このように、日本人は昔から多くの外来語を自分たちの生活に取り組んでいます。

例えば、駐車、旅館、学問などなど、漢語として分類される言葉も、もともと中国で使われていた言葉を輸入したものです。

今やまぎれもない日本語として定着していますが、大昔の人は外国語としてこのような言葉を使っていたのかもしれません。


このように、古来から外国語を取り入れてきた日本人ですが、カタカナ語の輸入はここにきてまた増加している気がします。今後ますます多くの英語が日本の生活に取り込まれていくのではないかと思います。

意味が変わった外国語


カタカナ語は、もともとの外国語の意味を保持している場合もありますが、もともとの意味とは違う意味で使われている言葉もたくさん存在します。

それでは二つ目のクイズです。

次の言葉は英語由来のカタカナ語です。ですが、英語本来の意味とは少し違う意味で使われているものがあります。

それはどれでしょう?(答えが一つとは限りません。)


①テンション ②サイン ③マンション ④タレント





答えは全部です。

これらは全て英語由来の言葉にもかかわらず、英語本来の意味とは少し違う意味で使われているのです。


①のテンションは、日本では気分や気持ちのことを表しますが、英語のtensionは緊張や不安を指す言葉です。

②のサインは署名の意味で使われますが、英語のsignは署名するという動詞で使えるものの、署名の意味を表すにはsignatureやautographという単語を使う必要があります。

英語のmansionは、集合住宅という意味よりも、大邸宅という意味を持ちます。

④のタレントに関しては、talentは才能を意味する言葉で、芸能人はcelebrityやstarを使って表します。

言語学習の面白さ

このように、日本の中のカタカナ語を調べてみると、面白い事実がたくさん見つかります。

他にも、キーホルダー、サラリーマン、クーラーなど、英語のように見えるけど実は日本人が作った和製英語がたくさんあります。



正しい英語も日本人が作った英語もたくさん溢れている世の中だからこそ、正しい英語を学習すると、言語の面白さをより実感することができます。


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