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カビてたみたいだけどだいじょぶ

昨年は

忙しいから今年は梅しごとを止そう

と思っていたら知人から突然
大粒の完熟梅が送られてきたので
仕込んだ当初は「どっこいしょ」

だったものが出来上がってみると
しっかり塩っぱいし酸っぱいけれど
梅の香り豊かで甘くてジューシー
な梅干しが出来て家族も大喜びだったので

今年は欲張って
大きな大きな梅を昨年の2倍量の3キロ
塩漬けにして仕込んで

梅酢も順調に上がってきていたし
よしよし
と横目に見て放っておいたものを
20日ほどして見てみたらカビていた。

そのカビは

びっしり

という感じではなくごくごく一部に少しだけ
という感じ、はっきり言ってカビではないかもしれない
けれどカビ以外に考えられないのでカビだと思うのですが
ネットで「梅干しがカビた時の対処の仕方」
をあれこれ調べてみると

カビた梅干しを焼酎で洗う

だの

梅酢を一旦煮沸する

だの

用事の立て込んだ今日、
というよりも
立て込んでいなかったとしても
どーーーーーーにも気乗りのしないことが書いてあったので

折角育てて下さった梅だけれども
しかも
今年はとんでもなく梅が不作だというのにアレだけれども
少しでもカビ(らしきもの)
の生えているものはごめんなさいをして
大切な梅酢も泣く泣く捨てて
(梅酢は本当に重宝する。調味料としても大活躍だし
 傷の消毒にはもってこいだし、うっかり口の中を噛んで
 しまった時など梅酢を薄めたもので口をゆすいでおけば
 決して口内炎にならない。喉の痛い時のうがいにも良し)

カビの全く生えていないものだけを
梅雨入り宣言のあった当日から
干せるだけ干してみよう

ということで干してみた。

普通
梅は梅雨明け後のカーッと晴れた数日間で干すのですが
こうなったら仕方がない。
強引に干して仕上げてしまえ。


梅雨入りした当初は雨が降らなかったけれど
3日目からは雨が降ったか
あまりの曇天で干すのを止めたかして
2日だけ干したものがタイトル画像の梅干し。


結果から言うと
半分以上は捨ててしまうことになったけれど

何だかフレッシュでこれはこれでおいしいんじゃない?

というか

むしろ去年よりもある意味おいしいんじゃない?

という仕上がりになり

沢山仕込んだのに全部ダメになった・・・ガックリ

という事態だけは回避。
ああうれしい。

仕込む時
何故か「カビてしまうのでは」という予感があったため
今年は去年よりも塩分濃度も上げたのだけれど
どうしてカビてしまったのか・・・

あと
カビていない個体を選んでいるとはいえ
本当に「だいじょぶ」なのかどうかは不明です。
安全性の保障は出来かねますので
悪しからず・・・

来年もまた元気で梅が干せますように