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女だったら皆知っているスオミという女について

某日
息子と朝早くから映画を見てきました
「スオミの話をしよう」を。


三谷幸喜の書いたり撮ったりしたものは

やっぱり猫が好き

古畑任三郎

しかみたことがない
というか
古畑っていつだったっけ?
と調べてみるとなんと30年も昔のドラマで
ひええーいと昭和的に驚いてしまいますがそれはさておき

結論から言うと映画はとても面白かった。


三谷作品
という単語から立ち上る得体の知れない期待感
というか押しつけがましさ
というかある意味ミシュランの星3つです
と言われてしまったお店が背負う誇りというか重荷というか
何と言うか・・・

他人からの評価というのはどんなことであっても常に
ついて回っていて
「そういったもの」は
「そういったこと」が好きな人たちだけがやったりとったり
すれば良いと常日頃思ってはいるけれどやっぱり

星3つ

と言われてしまうとその星3つをつけたのが
全く知らない話したこともない人たちである
ということを忘れて

星3つか・・・

と思って
うかうかと期待しながらその食べもの屋を訪れてしまったりして
足を踏み入れた途端に

ああ来るのではなかった

と思ったりしたことが何度かありますが
そういった「うかうかした期待」

を三谷作品は背負っていると思うのですが
そんなものに全く負けない
お金を払う価値のある2時間、

映画というよりは
舞台を撮影した映像でした。

2時間映画というと大抵1時間経ったところで
時間が気になってこっそり時計を確認するのですがスオミの場合は
1時間45分のところまで時間のことを忘れていられたのですから
私(と息子)にとっては見に行って良かった映画だったと言えると思う

と言うとこじつけているようですが
たまにはこういう映画もいいよね
素直にそう思う、
ということです。


毎度のことですがどうでも良いことしか
言っていないトドメに
どうでも良いことをふたつ。

(1)あー
    この、あめくみちこに似ている女優さん
    最近良く見るのだけれど誰だったかなあ・・・
    と映画のあいだじゅうずっと思っていた女優さんは宮沢エマさんで
    私は彼女のことをいいなあ、と見る度に思っていたのですが
    今回初めて気が付いた、宮沢エマはあめくみちこに似ている

(2)「スオミの話をしよう」はヘルシンキ国際映画祭
    に特別招待されフィンランドの方々もご覧になったようですが
    映画の中で何の脈絡もなく大きなブランデーグラスを持った
    ゆうたろうが出てくる場面、あれをどう思って見たのかしら
    気になって仕方がない