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まいにちのあれこれ 2024年2月9日 

中学受験の夏期講習を頑張り通してようやく学校が始まる、
と思った頃にまたコロナが勢いを増し、あーあまた更に
気の抜けない日々が始まるのか、と思った頃に当時小5だった
息子がとんでもないチック症状を発症し、しかもそれは

本人の意志とは全く関係なく間断なく大声を出してしまう

声チックだったためしばらく学校に行けなくなり
(というか、そもそも我が家にとって学校とは
 行く必要はあるけれどいつ何時何があっても「行かなくてはいけない」
 ものではなかったし、行けるようになれば彼は行く
 と思っていたので、そこは大した問題ではなかったのですが)

それより

(1)これは一体なんなのだ

(2)これはどうしたら良くなるのだ

ということが目下「するべきこと」でした。
で、取り急ぎ調べてみると出るわ出るわ
気持ちをどん底にたたき落す情報 笑

ここに詳しくは書きませんが
あ、やっぱりね・・・
という具合に悪い方の情報がぞろぞろと出てきたので
それは読まなかったことにして、まず考えたのは

何が原因なのか?
何を取り除いたら彼は楽になるのだろうか?

ということでした。
息子を観察してきた母としてまず考えられたのが

(1)中学受験のストレス
(2)そこに加わったコロナのストレス

だと容易に察しがついたので、確か発症した当日のことだったと思います。

とんでもなく頑張ってきた中学受験の勉強だけれど
中学受験は止めよう。
今ではないということなんじゃないかな。

頑張って結果も出していた息子は
止めたいのかやめたくないのか直ぐには決めることが出来ず
1ヶ月くらい迷っていたような記憶もありますが
とにかく母である私の気持ちはあっという間に中学受験から離れました。

大声が出てしまうので学校に行けません。
台所で作業をしながら居間にいる息子を見ながら思いました。

狭い家で顔を突き合わせていても何も変わらないな・・・

ということでコロナの最中ですが
私たちは旅に出ることにしました。
履歴を見てみると、何とチックが出た後1週間程度で
能登へ最初の旅に出ています笑

そこから3年間で25箇所を旅することになるとは
当初は全く想定していないことでしたが、
3回目の旅の頃にはチックも随分と納まり
学校も1ヶ月だったか1ヶ月半お休みした程度で
行くことが出来ることになりました。

学校へ行き始めたのに
どうして旅を続けられた、あるいは続けていたのかと言えば

(1)旅こそが彼の治るプロセスに寄与するのではないかと思ったから

(2)校長をはじめ担任の先生もコーディネーターの先生も
   「学校なんかに来るよりもよっぽどそちらの方がいいですよ!
    是非どんどん旅をされて下さい!」
   と、諸手を挙げて背中を押して下さったから
   (ちなみにコロナ期間中は校長が認めれば
    欠席も欠席にならなかった)

(3)1も2もなく賛成してくれた夫がいた(今もいます)

という幸せな状況があったからです。
私自身「今はこれで良いのだ」と思っていましたが
やはり誰かに背中を押してもらえたことは大きな力になりました。
感謝です。

その楽しい学びの旅の「旅行記」のようなものを
ゆるやかに綴ろう、と当初から思っていたのですが

旅から帰ると日常に追われながら
次の旅について息子と内容を提案しあって
お互いにリサーチをして大体の計画を立て
諸々お金のかかる部分の手配は私が担当、
日本全国の鉄道が頭に入っている息子には
EXCELで旅程表を作ってもらう・・・

(当初は私がたたき台を作って、
最後にモレや齟齬がないか私がチェックしていましたが
繰り返すうちにすっかり任せておけるようになって)

という流れの中、
「旅行記」をまとめるモチベーションは薄れてゆき今に至る・・・

で、気が付いてみたらもう3年が経過。

その3年の間には
私の2度目の乳がんの手術やら
義父のあまりに突然の死、
その後1ヶ月した頃に義母が椅子から転げ落ちて骨折、
ひとりではどうしようもないので少なくとも
治るまでは老人ホームに入って貰っている
などなど
まあどこのご家庭もそうかとは思いますが
盛りだくさんなことがあっての今、

ここで何を申し上げたいかと言えば

その時々のステージでものの感じ方は違うから
思ったことはその時に書いておかなくてはならない

という身も蓋もないことで笑
別に書籍ではないので、もう思ったことを
書き散らしておけばよいと割り切って

「旅行記」が書きたくなったらそれを、
そうでないものが書きたくなったらここに
ゆるい感じに書きたいな、と思います。

これはfacebookについてもそうなのですが
いつになるかは分かりませんが
私がいなくなってしまった後に息子が
「ああこの人(私のことです)はこういうことを考えていたのか」
知りたいと思った時に読めば良い、と思ってここに記します。

朝イチに先ずすることは
夫と息子の持ってゆくびわ茶を煮出すお湯を沸かすことと
コーヒーを淹れるお湯を鉄瓶で沸かすことです。

朝イチのコーヒーが良いかどうかは別にして
(と、自分の行動をこき下ろす必要は全くないのだ、私よ)
早朝
まだ誰も起きていない静かな台所で
忙しいことは横においておいて
ドリッパーに鉄瓶から静かにお湯を注いだ時
に立ち上るコーヒーの香りが好きです。

この日はお弁当を作る必要があったので
お弁当を作りながら朝食の支度もしながら
時折コーヒーを飲んで、
こうして元気に日常を過ごしていられるしあわせのことを思います。