海外ヘルシーショップレポート #12
日本発・本格スムージーのリーディングブランド「F&P Smoothie」にも影響を与えた、海外120以上のショップリストからお届けする「西海岸ショップレポート」第12回。
今回は、Vancouverの「Living Produce Aisle」にリスペクトを込めてご紹介します。
Living Produce Aisle
“Gardeners, I believe, dream larger dreams than emperors."
--庭師は、皇帝よりも大きな夢を見ている。
Vancouver でも一際おしゃれなレストランやブティックが並ぶ Yale Town。
もともとは倉庫街だったエリアですが、 1986年のバンクーバー万博に合わせて再開発され、今ではトレンドの発信地として生まれ変わっています。
赤レンガの壁にその名残が残され、そこにとりどりのテナントショップが入居し軒を並べています。
今回訪れた "Living Produce Aisle" は、そんな Yale Town のほぼ中心に位置しています。
Living Produce Aile ・・・店名を日本語に直すと「生きた農産物のある通路」。ということになりますが、これはいったいどういう意味なんでしょうか・・?
その答えは、店に一歩足を踏み入れれば、あります。
奥行きのある店内には、通路の両側になにやらショーケースのようなガラス張りの棚が設置され、
その中に陳列されているのは、すべて箱植えの緑の植物の様子です。
そう、実はこのお店は、Urban Cultivator というインドアガーデニング機器メーカーがプロデュースする、コンセプトショップ。
ショーケースの中身はここで室内人工栽培されている葉野菜であり、
そのショーケースとはまさにインドアガーデニング機器であります!
そして入口付近には、バーカウンターが併設。
ここでブレンダーが聞き慣れた快音を鳴らしています。
この店では、スタッフさんにドリンクのオーダーをすると、店内で栽培されたグリーンをチョキチョキとハサミで刈り取ってきて容器に入れ、その場でスムージーやジュースを作ってくれる。
・・・なんて、マニアックな店なんだ!
その野菜の数、店内を回って数えたところ、26種類。
・・・いや?
この中のいくつかは、どうやら野菜の名前ではなさそうですね。
レストランの名前でしょうか。
これは、栽培箱の札に書かれていたものなのですが、きっとここで作った野菜を、他のお店にも卸しているのでしょう。
ドリンクメニューはさほど多いというわけではありませんが、
スムージーやショットが10種類以上。
いずれも、アルグラ、大麦若葉、ケール、ブロッコリー、カイワレダイコンといった葉野菜が使われているので、ほぼグリーンのドリンクだと思います。
中には、ピーシュート(エンドウマメのスプラウト)、ナスタチウム(金蓮花)、など僕も初耳すぎる野菜も並んでいました。
(マニアックで勉強になります)
今回オーダーしたのは、Temple Tonic。
アルグラ、大麦若葉を、オレンジジュース、ココナッツウォーター、バナナでブレンドしています。
たしかにこれはフレッシュで濃厚だわ〜。。
16ozで $9 (473ml 約1000円) と、
一般目線だとやや高くてマニアックな印象はありますが、
コアな層にとっては十分な価値を感じるものでないかと思います。
残念ながら現在は閉業してしまったようですが、
ここでしか見ることのできない前衛的な取り組みはとてもリサーチし甲斐もあり、おもしろくて記憶に残るショップでした。
今日の西海岸ヘルシーショップレポートは、バンクーバーの Yale Town から、
Living Produce Aisle!
おとどけしました〜
それではまた次回のレポートでお会いしましょう🤞😉
Stay Healthy!
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