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【4分11秒のオアシス】まうまうタイプのあかりちゃん

YouTubeで好きすぎる動画がある。

2017年に放送されたNHKのラジオ番組「夏休み子ども科学電話相談」に登場した、かどたあかりちゃん(当時4歳)の音声動画だ。


「ダンゴムシはなぜまうまうタイプとまうまあないタイプがあるんですか?」


文字にしてしまうと、それ以上でも以下でもなくなってしまうのが惜しい。


2年前、突然おすすめで上がってきた【夏休み子ども科学電話相談】ダンゴムシというタイトルの動画。

何の気なしに動画を開いたが、もっと早く出会いたかった!

私がこの動画のファンである理由は、単にあかりちゃんがかわいいと言うことだけではない。


  • 4歳の女の子が虫が好きだと自覚していること。

  • 丸まらないダンゴムシがいると疑問を持ったこと。

  • その疑問を解決するために、自分の口で質問し、答えを得ることができたこと。

  • そして何より、立派に挨拶ができる。


という一連の出来事と、あかりちゃんを見守り、協力してくれる家族に感動しているのです。

もちろんあかりちゃんだけではなく、この番組には全国の子ども達から電話が来るのだが、予想外の角度の質問や、マニアックな知識の豊富さには本当に驚かされる。


動画を知った当時、何となくモヤモヤ・イライラした生活を送っていた私は衝撃を受けました。


私は今まで「何かに夢中になり、疑問を持ち、問題を解決する経験」をどれだけしてこれたのか?

そもそも4歳の私は、この子ほど自分の生きる世界に興味を持っていたのだろうか?


もういい大人なはずの自分の生き方を、根本から見直させられる出来事となったのだ。


4分11秒の短いやり取りだが、まさにオアシス。

私の心を鷲掴みするいろんな何かに溢れていて、やさしい気持ちにしてくれる。


11歳のあかりちゃんは今も虫が好きなのだろうか。
それとも新たな「好き」を見つけているのだろうか?


顔も知らないお子さんにこんなに感情移入するのも変な話だが、今年も玄関先にやって来た「まうまうタイプのダンゴムシ」を見ると、そんなことを文章にしてみたくなったのだ。

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