春日さんボケ皆無論(20200111オードリーのオールナイトニッポンより)
年末年始聞けていなかったラジオ番組を先日まとめて聞きました。そのなかで特にコメントしたくなったのは、2020年1月11日放送分のオードリーのANNより、「春日さんがデビューしてから今まで1度もボケたことがない」と言い切る若林さんの話。
「いや、そんなことあるわけねえだろ!」と思いきや、聞けば聞くほど、芯を食っているこの話。しかも、ただ確かにそうだと思わせるだけでなく、そんな正論が聞いてて笑えてくる構造も見事だなと。
そんな話を自分なりに噛み砕いてみることにした。
それでは、独断だらけの語らいへ、レッツスターティン!!
で。
この話の主題はボケの定義。
って自分は思うわけ。
先にその内容を書くと、若林さんはボケを「フリに対して反する行動を取るもの」と定義しており、そこがスタート時点でおそらく大半の聴取者と食い違いがある点となります。
例えば、この定義に則ると、春日さんがゆっくり歩いて登場してくるという行為は、ただ「ゆっくり歩いている人」であり、何かしらのフリに反している状況にはならないとされます。まあ一般的な人はあんなゆっくり歩かないという、常識をフリにしているとも言えますが、決して春日さんから作り出されたフリにはなってないというのが、若林さんの主張です。
この定義に則ると、ゆっくり歩く行為がボケまで昇格できる状況は、100m走の芸能人対抗戦等の企画で、春日さんがこのメンツ相手なら楽勝で1位になると宣言した上で、ヨーイドン!!
……
いや、めっちゃゆっくり歩いているやないかーーーい!!
とかっていうやつであり、そう指摘されると確かに春日さんが「フリ」を作っているのはあまり見たことないな、となるわけです。
そしてここで、ある行為がボケになるかどうかは、その前のフリがどうなっているかにより変化することに気づかされます。
付け足して言うと、若林さんは、カスカスダンスは「ダンスの種類のひとつ」と言い切っています。
これは笑いました。本編ではなんと言ってたか忘れましたが、フラメンコ、サルサ、ヒップホップ、カスカス…となるわけですね。
ここではキンタローが真顔でカスカスを踊っているところまでイメージしましょう。
で、長くなったので、ここらへんで1度まとめると、春日さんの様々な一発ギャグ等はフリが作られておらず、ボケになっていない。一切ボケないにもかかわらず、第一線で活躍している春日は凄い!というのが若林の話す結論になります。
そう、ここがすごいのよ!
おまえ全然ボケてないじゃん!芸人失格だな!!のディスの構造ではなく、ボケないのに一線級とかすげえ!!というあげてるんだがさげてるんだかよくわからない構造にやられます。
オードリーという関係性を愛してしまいます。
もうちょい掘り下げようかと思ったけど、十分長いのでとりあえずこんなもんで。
それでは、あなたのハートにエンジェルビーム!!!!
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