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インハウスでしか学べないデザイン経験を社外で活かす柔軟な働き方を選ぶ

こんにちは。root inc.代表の西村です。

先日、社外のデザイナーさんとランチをしていたときに耳にした話がデザイナーのキャリアを考える上で興味深かったので、今回はその話を書いてみたいと思います。

柔軟な職場は力あるデザイナーの活躍の場を増やす

ランチしたデザイナーは、現在無人コンビニを提供する600に務めている金子さん。600といえば、「週休3日制」を発表して話題になっていました。

もちろん、こうしたワークスタイルは未熟なデザイナーであれば成立しません。デザイナーのキャリアとしても成熟しており、自分の裁量で仕事や働き方をコントロールできる人がより成長や学びを得るための働き方ではあります。

成熟したデザイナーであるという前提で、週休3日で副業が可能であれば、その3日間は個人の仕事をすることも可能です。副業が可能であったとしても、本業に使う時間が多ければ副業に使う時間は少なく、できることは限られます。

本業の会社自体が勤務日数を短くするというのは、その会社を本業として働く人たちの生産性を高めることに寄与するのはもちろん、その会社で働く人たちのパラレルワークを後押しする仕組みだなと。

金子さんもこのようにツイートしていますが、副業は将来の自分への投資であり、成長や探求をするための選択肢となります。

インハウスデザイナーにとって社外で広がる可能性

事業会社においてキャリアを積んでいく人も多くいらっしゃいます。事業会社では、深く1つのサービスやプロダクトに関わる働き方や、事業全体を俯瞰し様々なクリエイティブやデザイン経験を積むことができ、デザイナーとしての力をつけることができる環境があります。

ただ、事業会社だけで仕事をすることには課題もあると考えています。例えば、

・一つの事業へロングスパンで関わることでデザインの振れ幅を身に着けづらい
・事業の成長フェーズが限定されるため組織の拡大に合わせて職域や裁量が限定されやすい

といったものです。僕たちは「Service Design Night」というイベントや、招待制のデザイナー交流会「root Lab」など、様々なデザイナーが集まる場を企画しています。そうすると、キャリアに関する様々な悩みも聞こえてきます。

ただ、事業会社でデザイナーとして働くことで得られる知見は、他の環境でも活かすことができます。インハウスデザイナーの人たちには、社外にも活躍の場が広がっていることに、ぜひ気づいてもらいたいと考えています。

インハウスデザイナーはデザインを複利で実践できる環境に身を置くべき

では、インハウスデザイナーはこれからどのように得た知見を活かせばいいのか。その問いに対する一つの解として、複業やパラレルワークがしやすい環境に身を置く、という選択肢があると考えています。

冒頭で紹介したデザイナーの金子さんは、本業では1サービスの専属デザイナーを担当しながら、複業では創業期のベンチャーをデザインや採用面からサポートする仕事をしているそうです。

本業ではデジタルプロダクトではないサービスデザイン経験を積み、複業では本業ではできない業種や事業フェーズのデザイン経験を積む。そうすると、パラレルで経験を蓄積していくことができるので、事業会社だけで仕事をすることによる課題を低減できるはずです。

デザイナーに求められるスキルも時間とともに変化します。そして、その変化の速度はどんどん上がっている。そうなると、一定以上の経験を積んだデザイナーに関しては、レバレッジがきくように、自分の経験値を他のベンチャーや組織に対して転換するポートフォリオを組んでいくのがいいのではないか、と考えています。

働き方が柔軟になり、柔軟にキャリアをデザインできる時代に突入しています。であるならば、その可能性を最大限に活かし、環境に依存したキャリアデザインではなく、経験のポートフォリオを組みやすい環境を選ぶのがいいのではないでしょうか。

rootでは多様なデザインを経験したいメンバーやパートナーを募集してます

自分はデザイン会社を経営している立場なので、ポジショントークにはなってしまいますが、デザイナーとのランチからそんなことを感じました。

多様な働き方ができる時代においては、1つの環境に身を置くことよりも自分の重視する価値観や、得られる経験値に合わせて複数の環境を選択することが、よりよいデザイナーとしてのキャリアを形成することに繋がるのではないでしょうか。

rootでは、デザイン会社と言う立場から事業の継続的な支援をデザインを通じて行っています。メンバーとしていくつかの事業に継続的に関わる形もあれば、複業やフリーランスとして一緒にプロジェクトを支援する活動してくださるパートナーさんもいます。

デザイン会社であるからこそ、デザイナー自身のキャリアや経験をデザイナーの立場から広げ、柔軟な働き方やこれまで積み上げてきた経験を活かせる場を作っていきたいと考えています。

関心のある方はぜひ、是非オフィスまで遊びにいらしてください。お待ちしてます!

rootでは一緒に働く仲間を募集しています
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