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自分探しのルーツ1

前回【これからの自分の在り方】という
テーマを綴ったのですが

ふと。今、こうして自分がいる存在
両親がいて、そのまた両親(祖父母)がいて
曾祖父母がいて、そのまた…先祖がいて。

時代は違えど
東京育ちの私や母との事よりも
奄美大島で生まれ戦後
日本と切り離され70年前に
日本へ復帰された時代を生きた父や
その両親や祖父母達
の事をしみじみ思うこの頃

今は日本のヘソ辺りの信州で
小さな自分の店を持ち
製造販売している焼き菓子やパンの
原材料に使う糖類には
上白糖は使用せず

アガベシロップや蜂蜜
デーツなどを使用しながら
今ではどこにでも手に入る
(故郷贔屓ではないけれど)

鹿児島県産の奄美大島の塩や
サトウキビ糖に
目が行き
使用しています。

サトウキビ糖を使用すると
少し濃い焼き色になり
ハード系のパンと思われますが
こう見えて
薄皮でふわふわの胡桃葡萄パンです。



奄美大島の黒糖を使用する度に
未だ見た事のない世界で
父やその家族、祖父母や曾祖父母達が
生きる為に生き延びる為に
育んできた景色や歴史の欠片
をこの目でみたくなり

自分探しのルーツに触れてみようと
私の半分の血が流れる
奄美大島へ飛び立とう
と思いました。

せっかくなので高齢ではあるけど
足腰に不自由なく食べる事も一緒にできる
父と初めて二人旅

年末年始を避けた
店の閑散期のうちにと旅の準備をしました。

奄美大島行きの機体は
少し小ぶり

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