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ノイズレスな空間

都内の勤務先から帰宅する時に、自宅最寄りの駅から少し歩くと、住宅地に入ったとたん、看板や車の往来がなくなります。その時に、ちょっとホッとした気分になります。

また、自宅近くに小さな神社があり、沢山の木が植わっているその場所の前を通ると、空気感がそこだけ違い、清々しい気分になるのです。

わたしは特別何かの宗教を信仰している訳ではないのですが、神社仏閣は好きです。自然と一体化している、静謐な場所が好きなのです。

実はそれは音だけでなく、視覚や嗅覚にも静謐さってあるような気がするのです。

例えば、お茶の道具やお茶室の無駄のないデザインや空間。
沈香の香り
自然の成分をもとに作られたエッセンシャルオイルの香り

など。。

年齢を重ねると、目にも耳にも鼻にも騒がしいものは苦手になってくるみたいです。

また、わたしの感覚では、広告だけでなく、売ることだけを目的に作られたモノからもノイズを感じ、ちょっとシラケた気分になります。

ところで、一時期、知り合いにキャンプに連れて行ってもらっていたことがあります。いわゆるキャンプ場ではなく、海の近くでテントをはり、何もないところで自分たちで火おこしたりしながらすごす、というスタイルの、ちょっとサバイバルなものでした。

ほとんど人がいない自然の中で過ごすと、ほんとうに元気になります。
海の波の音を聞きながら、やわらかい砂の上で星を見ながら寝たことも、今でもありありした体感として残っています。

またその時に、人が生きていく上で、それほど必要なモノは多くないのかもしれない、、と実感したことは、わたしにとっては大きな気づきでした。

いきなり田舎に引っ越さなくても、そのようなノイズレスな生活を日常に実現できないものでしょうか?

まずは、身近なところから、自分の部屋であまり好みでないものを処分したり、鏡やガラスを拭いたり、クリアな空間にすることを心がけ
ヨガニドラーをダウンロードして、夜、明かりを暗めにしてヨガをしてみたところ、なんとなく自分の理想の空間を作れた気がしました。

外の情報や脳の働きに振り回されがちな日常からちょっと離れ、自分の体に感覚を向け、頭を空っぽにすることで、深い癒しを得られるようです。
たぶん、自分の中のお掃除みたいなものも含まれるのでしょう。

空間は自分とつながっていて、それは物理的なものだけではなく、音や香りや温度、湿度、風の通りなど、色々なファクターが雰囲気というものを作り上げ、自分に影響を及ぼしているのだと実感しました。

今、テクノロジーが進化し、ヨガのアプリをダウンロードし、bluetoothでスピーカーに音をとばし、いとも簡単に静謐なヨガ空間を実現できることに驚いたことも付け加えておきます。

テクノロジーの進化によって、わたしたちはより身軽になれる時代に生きていることに感動を覚えます。


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