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末娘を叩き起こす 夜編

休み明けの今日と明日は実力テストの末娘。
あれだけ休みがあったというのに、ほぼ徹夜状態で本日のテストに挑む。「計画性」って言葉、知ってる?

そんな状態なので、夕方から寝始める末娘。
夕飯も食べず、風呂も入らず、寝続ける。
このまま朝まで寝かせても良いのだが、明日提出の課題があったらよろしくない。なんせ、まだやり残している可能性もあるからな。もう一度言おう。「計画性」。

22時。ついに戦いの火蓋が切られた。
リビングの床にごろ寝している末娘に、まずは「もう10時だよ、起きろ!」と優しく声だけ掛ける。
もちろん、びくともしない。
次に体をゆさゆさと揺らし、ときに尻を叩き、文字通り叩き起こす。
しかし、「起きるもんか」という抵抗で身をよじるばかりで、まだ起きる気なし。

最後の手段だ。
駅員も使っているという、起床時間になるとベッドが起き上がる装置に、母自ら大変身。
末娘の両脇に手を差し込み、無理やり座った状態にし、「起きろ! 明日の提出する課題はないの? もう10時だよ! 大丈夫なの?」と喚き散らす。

さすがに、深層心理に「勉強しなきゃ、テストヤバい」という気持ちがあるのか、明日提出する課題があるのか知らないが、やっと起きた。やれやれ…

とりあえず、夕飯を食べる。
すぐに風呂に入って、さっさと勉強に取り組んで欲しいところだが、呑気にテレビを見ている。
スマホのチェックも忙しい。

この様子では、また明け方寝て、朝起きれないに違いない。
いや、いつも朝は起きれないが。

夜も朝も戦いに明け暮れる日々が始まるのか。
冬休みはもう終わったのだ。
そう強く心に刻み込まれた1月10日の夜である。

恐縮です