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私的楽器論 たった一つのスネアドラムで壮大な音が作れる!

タイトル画像:スネアドラムのイラスト

打楽器をやってた「つもり」の時期がありました。吹奏楽コンクールの関東大会で、パーカッション担当者のアクシデントにより急遽登板。

だから、パーカッションをやりました!という「つもり」になってたんですが、音大受験をする後輩のテクニックを見て、土下座しました。

プロの前なら気を付けして地面に顔を下にして微動だにしないレベルで謝ります。

そんなのをブログで反省してます…

思ってたのは

吹奏楽という編成でのスネアの位置付けは、マーチなら裏打ちとドラムロール。

…という思い込みをしてました。

少しパラディドルを覚えて、ロールが少しできるようになったところで、「出来た気になって」ました。すみませんすみません(今回は謝る事ばかり)。

もちろん、裏打ちの技術、強弱やほんの少しのタメをコントロールして抑揚をつける技術も大変な奥深さがあります。

ドラムロールに至っては、自分がやった気になっていたのは、ほんの入り口でした。

思ってたのとは違うのは

スネアドラムの入試の課題の楽譜を見て、それを音で聴いて、かなりショックを受けました。

伴奏
リズム

ではなく

演奏
楽曲

だったのです。

愛知県立芸術大学が入試用の楽譜を公開してます。

画像1

画像:スネアドラムの楽譜、指定が細かく1小節ごとに全く違う内容で太刀打ちできません

多分、曲というより技術のショーケースではありますが、「やったつもり」レベルの自分がすぐにできるレベルじゃありません。

入試用なので、こんなの専門の人から見たら、演奏をするレベルならすぐできるんだろうな。

もっと曲っぽい独奏楽譜を無料配布してるサイトもありました。

画像2

画像:楽曲っぽいスネアの楽譜、これならいけそう!

こっちの楽譜はまだ何か音の流れが想像できる。これでも初級〜中級者向けってことです。

音楽の要素で一つ足らないだけ

音楽は、

音の高低
音の強弱
音の時間制御

で出来上がりますが、最初の「高低」がスネアドラムには無い。あってもすごく狭い表現幅しか使えない。(この後貼ったYouTube見て訂正。音程、というメロディを形作れる音はありませんが、高低はかなり表現に生かされてます!)

でも、残りの2要素で十分、音楽を奏でる時間を作れるのです。

YouTubeでそんなのを感じる動画を見つけました。

吹奏楽部の打楽器奏者の皆さん

凄いし面白いですよ。ソロの楽譜を手にして一つずつ攻略するのは、結構音楽ゲームと変わらない楽しさがあります。

やればやるほど、技量は伸びていきます。

もらった合奏で行う楽譜の範囲では出てこないテクニックも世の中にたくさんあるので、ぜひトライしてみてください。

改めてパーカッションやってました的な事を言ってしまいすみません(本日3度目の謝罪)。





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にしけん
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