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視覚障害を持つ友人 そっちはジャンク沼だ…あ、ずぶずぶ…

毎日いっしょに職場で行動をする全盲の友人。私のところに来る前にいた職場は、障害者雇用に関することを遂行する部署でした。

みなさん、障害、ということに関する知識も豊富で、前向きに頑張っています。

お昼はもちろんいっしょに

毎日フルタイムで働けば、昼休みはおひるごはんを食べることになります。視覚に障害のある友人は、お弁当ではなく毎日どこかに食べに連れてってもらってたとのこと。

その時に同行してくれるのが、もちろん同僚たち。みんな非常にまじめで良い人ですが、そこで不思議な現象が。

身体によいものをススメがち

メニューを自由に写真から選ぶ、というのは彼は当然苦手です。

今日は何にしようかな、とみんなでわいわいやりながらも、友人にこれはどう?こういうのもあるよ?と説明をしてくれるわけです。

それがなぜか、「身体によいもの」。人に勧めるのに、身体に悪いものは避けよう、ということでしょうか。

とはいえ。そのことに気づいたのは、部署を代わって私と毎日昼飯を食べるようになってから。

自分はジャンク好き

自分はカップラーメン大好き、変なもの試したい、安っぽいもの大歓迎!という人間。こんなマガジンをやってたりします。 

本来あまり褒められたことでもありませんが、一応「そればかり食べて身体を壊す」というような極端なことはしません。おひるごはんを少しエキサイティングに楽しんでいる程度です。

彼といっしょにご飯を食べるようになっても、その傾向が変わるわけではなく、「今日は自分はカップ麺にするつもりだったけどどうする?」と初日から普通に聞いたところ、面白い反応が。

「食べたかったんです!」

彼の食生活は、どうしても人に助けてもらうことが多く、その時に助けてくれる人の方針を基本的にはありがたく受け入れる、というのが身についているわけです。なので、あまりわがままを言わないことになっていたようです。

家でもあまりジャンクは食べさせてもらえないけど、テレビなどでは色々な食べ物情報をやっています。CMも番組も。そこで、気になるものがあっても家では出てきません。

彼の中で、カップラーメンへの期待は妙な大きさに膨らんでいたのです。

き、今日も???

どうやらこの人はなんでも食べさせてくれるぞ、と理解してくれまして、それから様々なカップラーメンチャレンジが始まりました。

箸のカッコいい使い方の練習もしよう!と提案していたこともあり、「カップ焼きそば」からスタート。

U.F.O.、一平ちゃん、バゴーン(職場近くのスーパーにはあったのです)、スペシャルな季節もの、などを次から次へと制覇する毎日。

ついに自分の方が「き、今日も、焼きそば・・・にするの?」というくらい気に入ってくれたようです。

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日々の生活で、障害のある方に接してる人は少ないと思います。 幸い様々な方と仕事で知り合い、様々な気付きがありました。その気づきを書いていきます。 一見雑に見えることも書きます。リアルな接触体験は、ヒューマニズムに溢れたものばかりではないのです。 そのため、少しだけ敷居を作らせていただきます。

様々な障害を持つ友人がいて、一緒に活動するだけで、様々な知見が得られます。無力を感じることも。 でも、少しでも自分の気づきを世の中にシェ…

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