半年展　1日目

朝7時、相変わらず眩しい朝日で目が覚める。
夏のころに比べると、日差しの強さは少し和らいだものの、窓の近くの為、顔の表面を冷気が伝い、一層起き上がる気持ちが失せる。しかし、そんな事を言ってられないのが現実である。何故なら今日は個展の初日。まだまだオープンまでやることは沢山あるからだ。

昨日、宝塚のお気に入りのパン屋さんで今日の朝ごはん用として2個パンを買っていたのが、唯一の楽しみであった。早くやる事を終わらせて、のんびりパンを食べたい、そう思って準備を急ぐ。
昨日までに大まかな仕込みは終えていたものの、肝心の細かい作り込みが終えられてなかった。元々繊細に細かい点までモノを作れる性分ではないため、自らの苦手分野と言っても良いかもしれない。そう考えると、世の美術家は凄いものである。