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TBSラジオ「東京ポッド許可局」のイベントスポンサーになりました

友達のグウコちゃんに、実は8万円で普段聴いているラジオ番組のイベントスポンサーになったという話をしたら、開口一番
「いいお金の使い方!」
と言われた。
グウコちゃんは、しばしばハッとするようなことを言う。こういうのを、核心をついている、と言うのかもしれない。
そう。私にとって(というか我らの家計にとって)8万円とは安易と出せる金額では、もちろんない。
なのだけど、夫と冗談のつもりで「スポンサーになっちゃう?」「応援しちゃう?」という話になってから、本当にメールで応募するまで、それほど時間はかからなかった。例えば普段は8万円の買い物をするとなると決断までにそれ相応の時間がかかるのに、今回スポンサーになるということをイメージしてから決断するまで3日も掛からなかったのだ。なんでだろう?その答えがグウコちゃんが言ってくれた「いいお金の使い方」なのかもしれない。
8万円という金額で買い物をした訳ではなく「好きなものを応援」したのだ。
しばらく経って、ラジオの担当者さんから返事がきた。紹介文や、会場ののぼりに入れる文言などをやりとりして決めた。会場ではチラシも配布してくれるらしい。大急ぎでチラシを作って送った。
ふふふ。ステージにどどーんと私の名前ののぼりが立って、会場ではチラシが配られる…??
なんて楽しい。考えただけでウキウキしてしまう。

そのラジオ番組とは、「東京ポッド許可局」という番組だ。この記事を読まれる方の中では、ご存じない方が多いかもしれないが、10年続いている人気長寿番組である。東京ポッド許可局という場所で働いている3人のおじさん芸人が暇を持て余してあれこれおしゃべりしている、という設定で、リスナーのことを局員と呼ぶ。スポンサーになったにも関わらず私の局員歴は浅い。3年弱くらいである。

この番組を知った経緯は、ちょっとややこしい。もともと私は夫の影響でアメリカのプロバスケットボールリーグNBAを観ていた。昔はWOWOWで、今は楽天NBAを契約して見ている。最近ではどのスポーツもシーズンを通して地上波で見れないのかもしれない。NBAも同様に何かしら契約しないと見れない。今NBAには日本人選手が2人も出ていて大活躍しているので、地上波でやれば盛り上がりそうなのになぁと思うけど、時代という大きなうねりはそう簡単にことを運ばせてくれないのかもしれない。
WOWOWから楽天に切り替わった頃にYouTubeで配信されていたNBAの裏事情を紹介する「SO!スポ」という番組があった。そこに、サンキュータツオさんという方がNBAファンとしてゲストで登場していた。あのとき私は嗅覚を効かせたんだと思う。あれ、この人…ちょっと他とは違うぞ
…?と感じた。ナイス嗅覚だった。「この人好き」と夫にいうと、すぐに検索して「米粒写経」という名前でコンビで芸人をやっている方だと教えてくれた。米粒写経だって。語感もよければ文字の並びもいい。そこから香りたつものもやっぱり好きだと思った。

このサンキュータツオさんという方が東京ポッド許可局に出演されている芸人さん3人のうちの1人なのだが、ここで、私がすぐに局員になった訳ではなかった。何せ私は熱量の低い人間なのだ。なんか好きだな、このひと。と思っても自分で調べない。情報をとりに行かない。タツオさんを知ったきっかけとなった「SO!スポ」だって、夫が見ていたのを横で見ていただけだ。
ツイッターだけフォローした。
しばらく経って、タイムラインに「いんよう!」という科学系ポッドキャストの番組でサンキュータツオさんが佐々木クリスさんについて話している、という告知が流れてきた。佐々木クリスさん。NBAアナリストで、解説陣の中でも特に大好きだった。クリスさんのYouTubeも見ていた。

私が東京ポッド許可局に辿り着くまでに一体いくつの番組を経由したのか。もうすぐです。もうちょっとお付き合いください。
佐々木クリスさんのYouTubeにもサンキュータツオさんがゲスト出演されて、また「やっぱり好きだな、この人」という確認をした。よし、その「いんよう!」も聴いてみよう。サンキュータツオさんの出ている回を聞いた。そうそうそう、佐々木クリスさんそうなんだよね。と思いながら楽しく聞いた。面白い番組だった。ここで私はまず「いんよう!」リスナーになったのである。

ところで私は普段、文章ではなく絵を描いているのだが、なんとなく音楽を聴きながら描くこともあれば、何も聞かずに描くこともよくあった。しかし、ラジオを聴く習慣はなかった。自慢じゃないけど私は勉強ができない。ラジオ聴く人ってなんか頭がいい印象ないですか?中学の頃、頭のいい友達がラジオの話をよくしていたのを覚えている。夜に勉強しながらラジオを聴くんだとか。
私は夜に勉強しなかったのでラジオを聴く習慣がなかったのかもしれない。
聴いてみながら思ったけど、何かをしながらラジオを聴く、というのはなんか脳内麻薬が出ている気がする。よくわからないけど、集中力の不思議な高まりを感じる。「いんよう!」というラジオもとても面白いので、ご興味あったら聴きに行ってみてください。元生物学者と病理医が、アニメや本や思ったことなどを話している番組で、月一でサンキュータツオさんも出演されています。
そういうわけで私は37歳にしてようやくラジオを聴く習慣が身についた。それどころか、絵を描く時はラジオを聞かなければなんだか集中力が今一つだとすら感じられるようになってしまったのである。やっぱ麻薬的です。「いんよう!」も過去話から全部聞いてしまった。
供給が足りない。新しい番組を開拓しなくては…
そこで「いんよう!」でよく出てくるワード「東京ポッド許可局」を思い出したのである。

なんでこんなに遡って出会いの説明をしちゃったんだろう?
この機会にどういう経緯でファンになったのか、しっかり説明したいという熱量があったのかもしれない。私は自分が何かの「ファンです」というのをいつもうまく言えない。「ファンです」というほどの熱量がないような気がして「ファン」を名乗るのが烏滸がましいような気がする。もしくは「ファンならあれも知ってる?」と付随してくる会話の広がりに自信なし、なのかもしれない。「ファンだけどあれは知らないんです。ごめんなさい」というのが浮かんでしまうから、最初から言わないようにしているのかもしれない。
自分で調べて全部摂取し蘊蓄語れるような熱量はないのだけど、絵を描くときにいつも聴いてる。そういうファンです。

東京ポット許可局はアプリで課金すればかなり古いものから大量に聴ける。それらも絵を描きながら全部聴いた。最初はタツオさん目当てだったけど、すぐに、同じく出演されているマキタスポーツさん、プチ鹿島さんもファンになった。絵を描きながら声出して笑ってしまうし、笑えるだけじゃないんだよ。でもそこはあんまりうまく説明出来そうにないので、ここまで読んで、まだ聴いたことがない人は聴いてみてほしい。一番大事なところをうまく説明出来ない。でも好きなものってそうじゃないですか?嗅覚で感じとってほしい。私のこの記事は、経緯だけでなんら中身の説明になっていないので、嗅覚の効かせようがないかもしれないけど、耳になんか入れたいなーと思ったときに思い出したら、一度聴いてみてほしい。なんだろう、あ、肩の力ってこんなに抜けるんだなって思うよ。

私がスポンサーになったイベントの当日。私は実は福岡にいた。スポンサーになることを決める前に予定を入れてしまっていて、観覧は叶わなかったのだけど、もし行けてたら関係者席で観覧することができたらしい。めっちゃいいな。次は関係者席に行きたい。
昨日の夜、娘を寝かしつけたあと夫と2人でビールを飲みながらイベントのアーカイブを視聴した。内容がいつも通りな感じで大満足だったのはもちろんのこと、ステージにどどーんと私の名前ののぼりがあってやっぱりウキウキした。楽しい。それから、ツイッターでも局員にコメントをもらった。本を買ってくれた人もいた。嬉しい。感謝もされた。「東京ポッド許可局」のスポンサーになってくれてありがとうございます。という事だ。なんか局員の皆様の温もりを感じる。
スポンサーになるって決まってからずっと楽しい。
「いいお金の使い方!」
本当にその通りだったと思う。

こちらこそありがとうございました。

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