[24] 親知らず(智歯)のお話

『親知らずは抜いた方がよいのですか?』

臨床の現場でよく受ける質問内容です。

私は、
①取った方が良い親知らず 
②そのままでも良い親知らず
③今すぐに判断が難しい親知らずに分かれると考えます。

①取った方が良い親知らずは、比較的簡単に抜去出来て、術後のお痛みもほとんど心配しなくても良いケース、既に虫歯が進行しており、修復治療が困難な場合等です。

②そのままでも良い親知らずは、歯肉や骨の中に完全に埋まっている親知らず、長年の歯科医院への通院が確立されていて、むし歯と歯周病の予防がきちんとされている場合等です。

③今すぐに判断が難しい親知らず…このタイプをどうするかが難しいです。近い将来むし歯が生じてしまいそうな状況で、抜歯となると術後のお痛みや神経麻痺の可能性も考えられるケースです。
このようなケースで抜歯を行う場合は、優れた口腔外科医をご紹介させて頂いております。

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