【明君のお母さんと僕】 西友で買った安物です!
明君のお母さんはやっぱり綺麗だった。ビックリするほど顔が小さくて、目も鼻も口も耳も小造りで、ホッペなんかもツヤツヤだ。それに今日は白くてふんわりとしたワンピースを着ていて、清楚なお嬢様って感じだけど、細い首にはゴールドのネックレスが巻かれていて、僕はそこに明君のお母さんに「大人の女の人」を強く感じた。
そういえば、僕はさっきからほとんど喋れていない。「はい」「あ、お構いなく」「すいません」とかそんな言葉しか言えていない。この前もそうだった。
「可愛いね、この麦わら帽子」