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つづきものエロ小説(18禁)

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2話以上にまたがるエロ小説は、読みやすいようにこちらにまとめます。
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2023年7月の記事一覧

終 電 ガ ー ル 【1/7】

■  気が付けば桐東さんも、野尻も藤岡も、すっかり逃げてしまっていて、影も形もない。 「大丈夫ですか……? お嬢さん」  駅員が紳士的に声を掛ける。  柴田満はホームの汚い地面にぺたんと座り込んでいた。  満の白い太股が露わになっている。  おそらく50代と思われるその紳士的な駅員が、なるだけ太股から視線を逸らそうとしていることは満にも判った。  満もいたたまれなさそうな駅員が気の毒に なって、立ち上がり、セーラー服の紺色スカートを直す。  と、内股に精液が一滴

誰にも知られとうない 【1/5】

   ///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// この作品は実際に起こった事件をモチーフにしています。 ただ、生存者のプライバシー・心象に配慮し、個人名はすべて仮名に、 舞台となる場所も「大阪の下町」という以外は曖昧にしております。 生存者3名の幼さゆえに、この事実の醜さ、残酷さには胸が痛みます。 また、登場人物の日常生活、心理描写に関しては、西田三郎の

誰にも知られとうない 【2/5】

前回 【1/5】はこちら  ちあきは『風呂を借りに』イソヤマの部屋に行ってしまった。   チキンの骨の残骸で遊ぶ卓郎(ますます……原始的な何かに見える)を放っておいて、しきっ放しの布団の上でごろ寝をしていたら、いつの間にか眠っていた。   コンビニに行き、イワサキから弁当を貰ってきた日はどうしようもなく疲れる。   母がケロッとした顔で、家に帰ってくる夢を見た。   ケンタッキーのパーティーバレルを手にして。   母が夢の中で悠也を抱きしめる。  思い出の中にいる母

誰にも知られとうない 【3/5】

前回 【2/5】はこちら 初回 【1/5】はこちら ■ 「タク坊はもう、お腹一杯でおねむみたいやな」   イソヤマが生卵にビタビタに浸した霜降り肉をぐちゃぐちゃと噛みながら笑う。   そしてそれを、缶ビールで飲み下した。   イソヤマの部屋はいつもきれいに片付いている。  わびしい中年男の一人住まいにしては、うんざりするくらいこざっぱりしている。  イソヤマはキレイ好きらしい。  今日、座卓の上には電熱ヒーターの上ですき焼きの残骸が煮立っているが、「飲み物をこぼし

誰にも知られとうない 【4/5】

前回 【3/5】はこちら 初回 【1/5】はこちら ■  すでにぐったりとしているちあきから、イソヤマはTシャツさえ剥いでしまった。  真っ白で痩せたちあきの身体が、ビニールの上でまだΩの姿勢を保っている。   その景色も辛かったが、ずっとこっちを見ているちあきの視線のほうが、悠也には辛かった。   ちあきはずっと冷たい、非難するような目で、悠也を見ている  ……ずっと無言で。  悠也は自分を呪った。  今、何もできないことよりももっと、その情景を見て反応しいる自

誰にも知られとうない 【5/5】

前回 【4/5】はこちら 初回 【1/5】はこちら ■ 「あっ…あっ……あっ……あっ……はあっっ!!!」   ボディーソープに塗れた手で扱きあげられて、悠也は浴室の床にしたたかに射精した。  もうかれこれ……1時間はイソヤマに全身を“洗われ”ている。  イソヤマは嬉々として悠也の全身をボディーソープの泡で覆い、隅々まで“洗い”つくした。  足の指の一本一本から、脇の下、尻の割れ目、そしてまばらな陰毛に関してはとくに念入りに……10本の指を使って、じっくりと。  

継 父 と 暮 ら せ ば 【1/5】

■  あたしは働くのがイヤで仕方がない。  だから、大学を出てから、ずっと家でぶらぶらしている。  人がなぜ人生にやりがいだの目標だのを求めたがるのかが、全然理解出来ない。  みんな何かに追い立てられて生きている……誰も追い立ててやしないのにだ。  まったく馬鹿馬鹿しい。  物心つく前から、先へ進め先へ進めとやかましく言われて、小学校、中学校、高校、大学と慌ただしく過ごして、社会に出てはさらなる自己実現を求められ て、気が付けば年老いて全ては後の祭りになっている。

継 父 と 暮 ら せ ば 【2/5】

前回【1/5】はこちら ■  布団の中でごそごそしながら、あたしは昔のことを思い出していた。  あたしとお義父さんの関係がはじまったのは、7年前……あたしが15際の時だった。    お母さんが死んで3年……男の人っていうのの我慢は3年が限度ってことなのだろうか?  いや、そんなことを言うとお義父さんが可愛そうだ。  母が死んだ後、お義父さんはほんとうにあたしに優しくしてくれた。  あたしを甘やかしたいだけ甘やかし、あたしを叱ったりなじったりすることは一度も無かった

継 父 と 暮 ら せ ば 【3/5】

前回【2/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  そんなふうにお義父さんにメチャクチャにキスされながら、あたしはいつの間にか、 「あっ」とか「んっ」とか、甘い声を出していた。  事実、すっごく恐くて、ヤバそうなのはわかってたんだけど。  それにあんまりにもいきなりだったからねえ……。  あたしはそのときまだ15だったし、まっさかお義父さんがあたしにこんな事をしたがっているとは夢にも思わなかった。  でも、いきなりそんなふうに襲いかかられると……衝撃と恐怖が薄れて

継 父 と 暮 ら せ ば 【4/5】

前回【3/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  お義父さんのインポは続いた。  まあ歳だからねえ……とあたしは気楽に考えていた。  男の人が思っているほど、セックスにおいて挿入されるか否かってことは(……すごいこと言ってるね、あたし)女にとっては……まあ、特にあたしにとってはそれほど重要じゃない。  裸でじゃれあったり、キスしたり、お互いのアレを触りっこしたり……そんなことでも結構あ7たしは満足だったのだけど、お義父さんはだんだん落ち込んでいった。  お義父

継 父 と 暮 ら せ ば 【5/5】

前回【4/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■   その1週間後、あたしはお義父さんと二人で、ホテルの部屋に居た。   1週間前、垂井と入ったのと全く同じ部屋だった。  ファンシーな色調の壁紙に、大きなベッド。  浴室は広くて、ジェットバスがついている。   「もう、エレベーターの中から超コーフンしちゃってさあ……あたしにキスしたり、おっぱい揉んだりしてくるわけ。ありゃ相当、ご無沙汰だったんだろうねえ……浅ましいっていうか何ていうか」 「………」お義父さんは黙って

先輩、一度でいいからサセて【1/3】

■ 「あんな…ほんまに、あたしやなかったら、あんた、はっ倒されてるで。」  河底さんは、おれを哀れな捨て犬を見るような目で見て、ため息をついた。 「こんなお願い、普通はものすごい失礼で、非常識な話なんよ。判る?」 「ええ、よく判ってます」 「それに、あたしかて……いつもこんな話聞いてあげるわけやないんよ」   河底さんが、煙草に火を点けた。厚めの唇が、¥煙草のフィルターを吸い上げる。煙草の先がパチパチと音を立てた。  煙を肺に溜めた状態で、河底さんがおれを見る。一

先輩、一度でいいからサセて【2/3】

【1/3】はこちら  河底さんは、流しに手を突いて尻を突き出したまま、肩で息をしている。  おれは100メートル走った直後のような息づかいで、自分のズボンの前に染みが広がるのを見ていた。 「……チクショウ、はないやろ?」  河底さんが、そのままの姿勢で顔を上げずに言う。  気を悪くしただろうか? 「すいません……」  河底さんがゆっくりと顔を上げておれを見た。  半開きの目が、さらに熱を帯びていて、潤んでいる。  しかし顔は笑っていた。  おれはなぜか武者震い

先輩、一度でいいからサセて【3/3】

前回【2/3】はこちら 初回【1/3】はこちら ■ 「……ち、ちょうだい……挿れて……」河底さんが言った。「このすけべ……」  すけべえはテメエだろうが、と思いながら、おれは河底さんの身体を裏返した。 「えっ……そんな……」  河底さんは口ではそう言っていたが、抵抗なく裏返った。  そんな、じゃないだろ。なんていやらしい尻なんだ。  乳と同じく、尻もまた俯せにされても天井を向いている。  過剰なまでに存在を誇示する尻だ。  おれは河底さんのくびれた腰を掴むと、上