子どもと一緒に覚えたい野鳥の名前
この本めっちゃいい。
何がいいってもうまず、シンプルに絵がいい。うまいとかきれいとか色々あるけど、それらをひっくるめて、わかりやすい絵!
これは写真よりわかりやすい絵。
最近はネットで検索すれば鳥の画像とかいっぱい出てくるんだけど、写真はあくまでも一個体。同じ種類の鳥でも個体差があるし、光の加減なんかで色が結構違って見えたりするし。
だから「この鳥はこんな感じ!」って特徴を捉えて描かれた絵のほうが、写真よりその鳥の特徴がつかみやすかったりする。
それだけじゃなく、シンプルな解説文もわかりやすいし。さらに種類ごとにQRコードが付いていて、読み取るとそのページの鳥の鳴き声が聞けるという。アナログタッチの絵とテクノロジーが融合してて素敵やん。
あと大きさがどんぐりと比較して描かれてるのもかわいい。
ただ鳥には興味はなかった。
今住んでいるマンションの隣家にたくさん木があって、そこにたくさん鳥が来ているのは知ってたけど、そんなに気に留めてなかったのよねえ。娘が生まれるまでは。
娘がカラスと喋っている。
一歳の娘が、窓を開けて外に向かってなにやら「かあかあ!」といっている。早朝から毎日やる。カラスと喋っている!
何話してるんだい?
娘に付き合ううちに、なんとなく外に目が行くようになり、カラスだけでなく色んな種類の鳥が来ていることに気づいた。ほほう。
それまで鳥なんてぼんやりとしか存在してなかった世界に、まるで娘が鳥を呼んできたみたい。
そうして、なんとなく訪ねてきている鳥の名前を調べていると、ざっと確認できただけでも、カラス、スズメ、キジバト、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、オナガ。外来種のワカケホセイインコというやつまで来ていた。近所のジョギングコースや公園に行くと、更にいろんな野鳥がいた。
東京23区内にこんなに野鳥っているのねと、ちょっとした意外性があった。東京といえばカラスのイメージだったよね。
そんなとき京都で器と本のお店をやっている学生時代の後輩のツイートが目についた。
『子供と一緒に覚えたい 野鳥の名前』か。ええやん。覚えたいやん。まあ一緒に覚えたりしてくれないかもしれないけど、それはそれ。絵に描いた理想と現実の間にある色んなものを、できれば楽しんでいきたい。
そして、ときに絵は現実よりも現実を現実らしく表現したりする。
そんな事にあらためて気づかせてくれた、娘の「かあかあ!」と後輩のtweet(鳥のさえずり)と『野鳥の名前』だったのでした。
学生時代の後輩のお店の通販サイト↓
京都の器と本のお店 nowaki の通販サイトです。
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