#リモートワークの日常
東京にしかオフィスが無い会社に在籍し、福岡市で仕事をしている。まさにリモートワークが当たり前になっている自分にとって、わざわざ「リモートワークの日常」と意味づけて書く必要があるのかと思うが、たまに発生するオフィスへの出張と比較すると日常を考えやすくなるかもしれない。
勤務地は自室のため、起きて5秒もあれば仕事場についてしまう。自分は朝の時間を家で過ごすと、頭が冴えないまま仕事がスタートしてしまい、また朝の時間に読書をすることに価値を置き、かつ読書は家で出来ない人間のため、朝を家で過ごすことで一日のスタートダッシュに失敗したと感じてしまう。
そのため、朝はなるべくコーヒーを飲みに外出をする。だいたい7時半頃。
たまたま行くことが多いカフェが、大方の社会人や学生が向かう方向と逆のため、すれ違う。社会と少し異なる朝の時間を過ごすことに違和感も覚える。
カフェインを取って家に戻ると、ひげを剃って仕事を始める。Slackで出勤報告をし、業務開始。オフィスの出社と違い、オフィスですれ違う人と挨拶をすることもなければ、「昨日のテレビ観た?」というような会話が始まることはない。webミーティングでチームが集まり、チェックインをしアジェンダを進めていく。
こう書くと、結構ドライな感じに読めるかもしれないが、実際は和気あいあいとしている。リモートワークで働いているメンバーが多く、オンラインでミーティングを実施するほうが皆が働きやすいようだ。少しでもリアル同士で会っている人間がいてしまうと逆にオンラインミーティングがやりづらくなってしまうという矛盾も発生してしまう。どちらかがミュートにしないとハウってしまうことなど。
あと、出社することでわかる「リモートワークの日常」は、仕事での快適さ。これは家の中にいるから昼寝できるとかYoutubeが見れるとかではなく、大きなモニター、使い慣れた外付けキーボード、自分の身体にあったチェア、充電や忘れ物を心配しなくてすむ、あと集中し始めた頃に誰かに話しかけられることもない。
夕方になると、自然とリビングに行く。家族が帰るのを待ち、一緒にご飯を作る、食べる、談笑する。少し夜更かしするが寝る。
途中の通勤時間で疲れることもなく、でも社会との接点は少なくなる。
そんなリモートワークの日常を自分は今好んで選んでいる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?