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読書メモ:世界インフレ時代の経済指標 世界の経済動向を把握しよう

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総評

  • 普段の日本煽りはなく、機関投資家が経済指標をどう見ているかを客観的に示した本

    • 歴史や指標同士の背景もいい感じに説明してくれている。

  • 合う人、合わない人

    • 合う人:個別株予測などにはあんまり役に立たないが、指標を介して見えるマクロな経済への影響を概観したい人にはいいかも

    • 合わない人:ある程度指標とかに詳しかったら、知ってるわ!で終わりそう


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以下の東洋経済の記事は結構いい感じにサマってくれてる。

経済指標基礎

上記のページからのまとめ

優先度

米 → 日 → 中 → EU

各国の特徴

本を読んでまとめると以下のようになる。製造業の強弱、米国の独特感がわかる。

基礎的な指標

  • アメリカ;雇用統計消費者物価指数PCE(個人消費支出)

  • 中国;鉱工業生産

  • 日本;日銀短観(複合指数)

  • PMI;アメリカはサービス;日中独は製造業PMI(強いところを見る)


本まとめ

  • 米国の指標

    • 雇用統計

    • 新規失業保険申請件数

    • 個人の動向

      • 小売売上高

      • 個人消費/個人支出 貯蓄率

      • 消費者信頼感指数(優先度低)

      • ミシガン大学消費者態度指数(優先度低)

      • 耐久財受注(先行指標

      • 新規住宅許可件数(先行指標)

      • 消費者物価指数(CPI)

  • 複合指標

  • 株価

    • 半導体

    • 上流から下流へ先行指数となる

      • NVDA => TSMC => 東京エレクトロン

  • コモディティ

    • 原油、銅; 景気敏感(銅はドクターカッパーと言われてたりする)

    • 食べ物; 現地の生産が影響

    • ドル・コモディティは逆相関

    • 金は低インフレ時に強い

      • 債券利率高いと債券買うから。。(確かに)


おまけ

  • バルチック海運指数は井村さんが海運着目してたのを思い出しますね

  • 独は財政規律が厳しい

    • 第一次世界大戦で負けて某政党が台頭してきた影響

  • インドは製造業発展→ サービス業発展ではなく、いきなりService行発展という特殊パターン

    • 指標的には信頼できる指標が少なめ

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