見出し画像

魅力的な?パンケーキレンズかも

前回は、SIGMA fpをよりコンパクトにするために、VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIというレンズをご紹介しましたが、今回はさらに魅力的なライカLマウントのパンケーキレンズが発売されましたので、そちらをご紹介いたします。

2024年6月20日にPanasonicから新型フルサイズカメラ、LUMIX S9が発売されました。
このカメラは、私が主に使用しているLEICA SL-2SやSIGMA fpと同じライカLマウントのミラーレスカメラで、非常にコンパクトかつデザイン性にも優れています。
その新型カメラと共に発売されたライカLマウントのパンケーキレンズは、魅力的なコストパフォーマンスであったため、購入を決めました。

ちなみに、パンケーキレンズとはその名の通りパンケーキのように薄いレンズのことで、直径に比べて全長が非常に短い一眼カメラ用のレンズを指します。
とても薄くコンパクトなので扱いやすく、カメラに装着してもレンズの出っ張りがほとんどありません。さらに、重量も軽く、持ち運びに便利です。


LUMIX S 26mm F8 BLACK S-R26

◾️ スペック・概要

LUMIX S 26mm F8 Black S-R26は、フルフレームLマウントカメラ向けのコンパクトで軽量な固定焦点レンズです。以下は主要なスペックになります。

  1. 焦点距離: 26mm

  2. 最大絞り: f/8

  3. レンズマウント: ライカL

  4. 対応フォーマット: フルフレーム

  5. フォーカス方式: マニュアルフォーカス

  6. 光学設計: 5群5枚(1枚のUED(超低分散)レンズを含む)、ゴーストやフレアを抑制

  7. 画角: 80度

  8. 最短撮影距離: 24.9 cm

  9. 最大撮影倍率: 0.14倍

  10. 寸法: 67.1 x 18.1 mm

  11. 重量: 58 g

  12. その他の特徴: フィルターやフロントレンズキャップには非対応、自然なボケ味

このレンズは非常に薄型で、持ち運びに便利なため、スナップ写真を撮るのに非常に向いているレンズかと思います。

◾️ 他社のレンズとの比較

前回ご紹介したVoightLanderのレンズや、SIGMAのコンパクトな45mmレンズに加え、今回新たに購入したLUMIX S 26mmレンズを比較してみました。
私なりにこれらのレンズを詳細に比較し、その違いや特徴を明らかにしてみたいと思います。

主な比較ポイントとしては、サイズ感とレンズ装着時の重さを取り上げます。
それぞれのレンズがどれほどコンパクトで使いやすいか、そして装着時のバランスや重さがどのように変わるのかについて、実際の写真を交えながらお伝えします。

ぜひ、これらの比較が皆様のレンズ選びの参考になれば幸いです。

◾️ サイズ感

・SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
・VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII
・LUMIX S 26mm F8 Black S-R26

まず、サイズ感についてですが、画像を見ていただくとお分かりのように、今回購入したLUMIXのレンズがこの中で一番コンパクトで小さいです。
やはり、VoightLanderのレンズはマウントアダプターの影響で思った以上に前に出てしまっています。
一方、SIGMAのレンズに関しては、オートフォーカス機能が付いているため、その結果カメラからの出っ張りがかなり目立ちます。
※ ちなみに、LUMIXのレンズはポケットのサイズにもよりますが、収納できるほどコンパクトになります。

これらの比較を通じて、それぞれのレンズの特徴と違いが明確にわかるかと思います。
コンパクトさを重視するならLUMIX、クラシックなデザインと描写力を求めるならVoightLander、そしてオートフォーカス機能が必要ならSIGMAという選択ができるでしょう。ぜひ、これらの情報を参考にして、最適なレンズを選んでみてください。

◾️ 重さの比較

カメラレンズの重量は、携帯性や撮影スタイルに大きな影響を与えます。
今回は、3つの異なるブランドのレンズの重量を比較してみまいた。

⚫︎  SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
ミラーレスカメラ向けに設計されたレンズです。金属製のボディで高い耐久性を誇り、日常のスナップや風景写真に最適です。
◎ 重量: 652g (本体合わせて) レンズ重量: 215g (サイト数値)

⚫︎ Voigtländer COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII
クラシックなデザインと優れた光学性能を兼ね備えたレンズです。コンパクトで軽量なため、旅行やストリートフォトグラフィーに適しています。
◎ 重量: 598g (本体合わせて) レンズ重量: 134g (サイト数値)

⚫︎ LUMIX S 26mm F8 Black S-R26
超薄型で軽量なパンケーキレンズです。スナップ写真や日常の撮影に最適で、フルフレームLマウントカメラに対応しています。
◎ 重量: 477g (本体合わせて) レンズ重量: 58g(サイト数値)

考察
この3つのレンズの中で、最も軽量なのはLUMIX S 26mm F8 Black S-R26であり、その重量はボディを合わせても58gです。
次に軽いのはVoigtländer COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIで、134gです。最も重いのはSIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryであり、215gとなっています。

携帯性を重視する場合、LUMIX S 26mm F8 Black S-R26が最も適しています。
しかし、各レンズは異なる特性や用途を持っており、選択する際は他の要素(焦点距離、絞り値、光学性能など)も考慮する必要があります。

比較のまとめ

今回のレンズレビューでは、3つの異なるレンズを試すことができました。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryは、そのコンパクトさと優れた光学性能で魅力的でした。
ポートレートから日常のシーンまで幅広く対応し、特にクリアで自然な色再現が印象的でした。

Voightlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIは、そのクラシカルなデザインと優れた解像力で、アナログな魅力を持つレンズでした。
35mmの広角は、風景やストリートフォトグラフィーに最適で、その明るさとコンパクトさが魅力的でした。

LUMIX S 26mm F8 Black S-R26は、そのユニークな設計と使いやすさで注目を集めました。
F8の固定絞りと26mmの焦点距離が与える限られた撮影条件下でのクリエイティブな制約は、新しい視点を提供してくれました。

どのレンズもそれぞれ独自の特徴を持ち、異なる撮影シーンやスタイルに対応しています。
撮影の目的や好みに応じて選ぶことができる、多様性に富んだ選択肢です。あなたの撮影スタイルやニーズに最も合ったレンズを見つける手助けになれば幸いです。

私的には、今回購入したLUMIXは本当に買って良かったレンズの一本かと思います。
これからレンズを持ち歩いてい色々と写真を撮ってみたいと思っているのでその時はレンズ単体のレビューもしたいと思います。
これからも新しいレンズやカメラ機材のレビューを通じて、さまざまな撮影体験を共有していきます。どうぞお楽しみに!

おまけ ( Leica SL2-S に LUMIX S 26mm F8 BLACK S-R26 の装着

Leica SL2-S + LUMIX S 26mm F8 BLACK S-R26

Leica SL2-SにLUMIX S 26mm F8 BLACK S-R26を装着した感想を素直に言いますと、めちゃくちゃカッコいい!この組み合わせ、まさにシンプルで洗練されたデザインが相まって、まるでモダンなアート作品を手にしたような気分にさせられます。特にこのレンズの黒いボディは、SL2-Sのブラックと完璧に調和して、見た目も扱いやすさも最高です。

写真撮影でも、26mmの広角が超使いやすい。どんなシチュエーションでもバッチリ収められちゃいますし、F8の固定絞りもあって、すぐに撮影準備OK!重さも軽くて持ち運び楽ちんで、長時間の撮影もストレスフリーです。

しかも、このレンズの光学性能が素晴らしいんです。解像力も色再現性も抜群で、SL2-Sのセンサーとの相性もバッチリ。クリアで自然な画質が得られて、撮る楽しさが倍増しますね。

総括すると、LUMIX S 26mm F8 BLACK S-R26は、ホントに最高のパートナー。カジュアルな日常から本格的なプロの撮影まで、どんな場面でも頼りになってしまいそうです(笑
これからもっとたくさん写真撮りたくなっちゃいますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?