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#パラリンピック 6日目 スペインは車椅子バスケットボールもバスケットボールもサッカーも同じプレースタイル #TOKYO2020

昨日の夜は車椅子バスケットボール日本代表対スペイン代表の試合を観ていました。

車椅子バスケットボールのなかのひとの試合前のツイート。車椅子バスケットボール連盟のTwitterアカウントの投稿は面白いので毎回楽しみ。

日本代表は惜しくも試合に負けてしまったのですが、僕が印象に残ったのはスペイン代表のバスケットボールです。何が印象に残ったのかというとプレースタイル。どういうことかというと、車椅子バスケットボールも、バスケットボールも、何ならサッカーも同じようなプレースタイルでプレーしているように感じたのです。

僕がスペインのサッカーで思い浮かべるのは、ボールを扱う技術が高く、正確にパスを繋ぎながら、空いているスペースを有効に活用しながらボールを運び、試合をコントロールするプレーです。バスケットボールを観ていてもボールを扱う技術とスペースの使い方の上手さは感じられたのですが、車椅子バスケットボールのスペイン代表も同様でした。ボールを正確に扱い、選手たちが瞬時に空いているスペースを理解し、味方にプレーしやすい環境を作り出し、相手チームより優位にプレーできるように仕向ける。車椅子バスケットボールのスペイン代表の巧みな戦術と技術に、日本代表は終始翻弄されてしまいました。

なぜこんな事が気になったのかというと、僕がサポートしているなでしこリーグ・大和シルフィードの試合が終わった後、チームのアシスタントダイレクターを務める櫻林 亜佐子さん(スペイン サッカー指導者ライセンス レベル1・2を取得されています)と「サッカーの原理原則」に関する話をしていたからだと思います。

たぶん、スペインのコーチ、選手には価値基準として「球技はこうプレーするのだ」があるのではないかという気がしています。地域によって濃淡はあることは承知ですが、大まかな価値基準として共通してもっている何かがあるのではないか。それが競技が違っても「スペインらしさ」のような言葉で表現されるものになっているのではないか。

スペインにスペインらしさがあるのなら、日本代表にも日本らしさがあるはずです。車椅子バスケットボール、車椅子ラグビー、サッカー、バスケットボール、ラグビー、ハンドボールなどなど、日本代表が表現する「日本らしさ」とは何か。意識しなくても表に現れてしまうものとは何か。車椅子バスケットボールの試合を観ながら、そんな事を考えました。

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