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#バーチャレ が日本のスポーツにとって画期的な理由

2020年6月22日、画期的なスポーツイベントの開催が発表されました。その名も「バーチャレ」。

バーチャレとは、すべての中学生・高校生のための陸上大会です。新型コロナウィルスの影響で目標や檜舞台を失った選手、それを支えてきたマネージャーやコーチ、そしてその成長を応援し続けてきたご家族、関係者及び陸上ファン。すべてのひとたちが関われる大会をつくりたいという想いでバーチャレを企画しました。(公式Webサイトより)

バーチャレでは、動画をYouTubeにアップロードし、Webサイトに提出した記録と照らし合わせ、ランキングを競い合います。

もともとトレイルランには“Fastest Known Time”(FKT)という、人気ルートや未開拓のコースでタイムトライアルをゲーム感覚で楽しむ文化があるそうで、有名ランナーがタイムを積極的に公開して、有名ランナーのタイムを市民ランナーが破ろうと競い合ってたりします。

ただバーチャレでは、100m、800m、1,500mといったトラックレースがあるので、GPSだと距離が正確に算出されないので、実測という方法を選択したようです。ツールに依存しなくなったので、たくさんの中高生が参加しやすくなったと思います。全国の様々な場所にいる中高生たちが、自分の力を試すチャンスです。

開催にいたったきっかけは、主催者の横田真人さんのnoteをご覧ください。

横田さんから「バーチャレ」の企画のことを聞いたのは、4月上旬でした。「こんなことをやろうと思います」「やったほうがいいと思います」という話をしたくらいですが、ここまで形にした横田さんを始めとする関係者の皆様は凄いと思いますし、普段サッカーやバスケットボールという競技に関わっている人間としては、自分の身体があればレースができるという、陸上競技の強みを感じ、羨ましくもあります。

繰り返しになりますが、このイベントは画期的だと思います。僕がこのイベントが画期的だと思ったのは、以下の3点です。

部活関係なく参加できる

1つ目は「部活関係なく参加できる」こと。陸上部の中高生向けのイベントですが、参加資格に「陸上部であること」とは書いてません。陸上部以外の人も参加してよいイベントです。陸上部だけでなく、腕試しに参加した野球部やサッカー部やバスケ部の選手が好記録を出す、といった事象を期待したいので、ぜひ陸上部以外の人たちも参加して欲しいと思いますし、逸材の登場を期待したいと思います。日本では部活関係なく参加できるスポーツのイベントってほとんどないので、これは画期的です。

自分たちでレースを開催できる

2つ目は「自分たちでレースを開催できる」ということ。バーチャレだから、1人で映像録画して、1人でタイム測る必要はありません。大きなルールは決まっていますし、感染状況に応じて開催には慎重な対応が求められますが、自分たちでレースを開催して記録を計測してもよいのです。自分たちで工夫して、レースを開催できる。これはバーチャレの魅力かと思います。

なお、バーチャレでは、ペースメーカーをつけてはいけない、とは書いてません。中高生のレースでペースメーカーをつけてレースすることはめったにないと思うので、ぜひつけて欲しいと思います。可能なら選手や大学の先輩などにペースメーカーを担当してもらいたいですね。記録も出るでしょうし、素敵な思い出になるはずです。

すでにレースディレクターの田母神選手が、福島で大会を開催すると発表しています。

参加費が無料である

3つ目は「参加費が無料である」ということです。マラソンレースでも、記録会でも、参加にあたっては登録費を支払う必要がありますが、バーチャレでは登録費は無料です(保険料などを支払う可能性もあるので、計測場所のルールに従って頂けると嬉しいです)。

ただ、運営側は結構お金がかかっているようでして、クラウドファンディングの募集が始まっています。横田さんは「800万円集めたい」とおっしゃってましたが、実際システムや運営のことを考えると、主催者の負担はかなりのものかと思います。

このイベントが成功するか否かは、日本のスポーツの発展を左右すると思います。横田さんのチャレンジは、未来のアスリートのために、ファンのために、そして自分が関わる競技のために、自ら最高のレースを作ることもいとわないという志の高さから生まれています。自分たちの舞台は自分たちで作るという志をどのくらいサポートできるか、日本のスポーツの未来がかかっているプロジェクトだと思います。

企業にとってもバーチャレはチャンス

1つ付け加えるなら、僕はこのイベントこそ、企業がスポンサードするべきイベントだと思います。

「中高生のために行うイベント」という大義名分が名確であり、熱い想いを持って参加した中高生は、支援した企業のことを「バーチャレを支援した企業だ」とインプットしてくれるでしょう。中高生向けに企業名、商品名、サービス名をインプットしてもらって、選択してもらおうと苦心している企業はたくさんあります。直接商品の購入につながるだけでなく、就職先で選んでくれるなど、ブランディングの観点で考えても、十分効果がある気がします。

クラウドファンディングが300万円で、横田さんが本当に欲しい金額が800万円、差額の500万円くらいは安いものだと思います。ESG投資の「Social」の観点で考えても、投資する価値はある。そう思います。ましてや、このイベントは全国に周知されるわけですから。

いろいろ書きましたが、陰ながら僕はバーチャレの成功を願っております。リスクをとって、人のために立ち上がった人を支援しましょう。

(メインビジュアルはバーチャレトップページより引用)


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