見出し画像

トッテナム・ホットスパーの戦いから学ぶヨーロッパサッカー「現実はテレビゲームのようには上手くいかない」

イングランド・プレミアリーグ第25節 トッテナム・ホットスパー対マンチェスター・シティは2-0でトッテナム・ホットスパーが勝ちました。

モウリーニョとしては、狙い通りの試合だったと思います。トッテナムが勝つにはこれしかない。そんな試合だったと思います。

勝敗を分けたのは、ジンチェンコの退場だと思いますが、僕は本当にポイントになったのは、この試合に向けて、モウリーニョが少しずつ進めていた準備にあると思います。試合で出た課題を修正しつつ、上位との対決に備える。これができるかどうかが、腕の立つマネージャーとそうでないマネージャーを分けるのだと思います。

腕の立つマネージャーはやりくり上手

腕の立つマネージャーは、修正点を見つけるのが上手いし、どのくらい修正に時間がかかるのか、見定めるのも上手いと感じます。プロの試合で見つかる課題は、簡単に修正できる課題と、時間をかけて解決すべき課題と、修正すると上手くいっている部分が上手くいかなくなる課題があって、簡単に直せばよい、というものではありません。

修正しようにも、時間も、起用できる選手も限られます。トッテナムほどのクラブであれば、選手を補強すればよい、とファンは思うものですが、現実はそんな簡単なものではありません。現実はテレビゲームの世界とは違うのです。

現実のチームは、表向きは上手く進んでいるように見せながら、裏ではいろいろやりくりしつつ進んでいるものです。メディアに出てくるのは、編集された情報であり、実際のところは大したことなかったり、大したことなさそうなことに価値がある、そんなもんだと思います。

モウリーニョはどう修正したのか

ここから先は

1,618字
スポーツのコラムにプラスして、日記を書くことにしました。日記には、お会いしている人の話、プロジェクトの話、普段の生活など、表に書けない話を書こうと思います。

Jリーグ、海外サッカー、ランニング、時事ネタなど、自分が普段楽しんでいるスポーツの楽しみ方について、ちょっと表で書けない話も含めて、4,0…

サポートと激励や感想メッセージありがとうございます! サポートで得た収入は、書籍の購入や他の人へのサポート、次回の旅の費用に使わせて頂きます!